園芸店の植物管理のうんちく。
苗木部部長の高井尽です。
三寒四温。
春が近づくにつれ、
会社の電話がひっきりなしに鳴るようになります。
春は電話が鳴り止まなくなります。
メールのご質問も多くなります。
対応に時間がかかったりする季節が近づいてきました。
お電話でおまたせしたり、繋がりにくくなるかもしれません。
慌てずに慌てずに、落ち着いてください。
植物の成長はそんなに早くありません。
回答に1日遅れたところで、
収穫や開花が1日遅れることはありません。
「苗木部」は苗木を育てる方を応援する部活です。
~苗木、育てよう。~
病気?枯れた?育たない?元気がない?
剪定方法、肥料、
などの、質問が寄せられます。
即答できるご質問もありますが、
あれ?どうだっけな?
調べてからお返事することもあります。
苗木部はまるでお医者さんのようです。
お医者さんにかかるときのことを思い出してください。
緊急性が高い患者さんは先に返事を書きます。
「元気がないのですが、病気ですか?」
短い質問ですが、診察しないとわかりません。
問診もしたいです。
様々なことをお医者さんに尋ねられると思います。
どんなふうに元気がないのですか?
それはいつ頃からですか?
食欲は?(水やりはどうしてますか?どれくらいの頻度でどれくらいの量を与えましたか?)
何を食べた?(どんな肥料をいつ頃与えた?)
鉢植え?地植えですか?
あなたはどこの地域のどちらさま?
質問をいただいたら、必ずご注文履歴や過去の質問履歴を調べます。
(カルテのようなものです。)
名前がわかれば、どの地域の方かわかります。
ご注文履歴から住所をグーグルマップで調べて、
山の近くなのか、海沿いなのか、調べたりします。
また、お届け時期がわかれば、
いつ頃植え付けして、今は育ってなん年くらいか。
などがわかります。
できるだけ、詳しく調べてからお返事します。
苗木部で買ったものでなければ、
地域や植えて何年か、
鉢植えなのか、庭植えなのか、
などを教えていただければお返事しやすいです。
苗木部の苗でなくてもご質問にお答えします。
そして、一番重要なことは
これからどんな風にしたいのか。
例えば、こんな質問が一番困ります。
「ブドウを剪定した方がいいのでしょうか?」
今の状態がわからないのでお答えにくいです。
どんな感じにしたいかによって、
剪定をしなくてもいいかもしれないですし、
剪定をしたほうが良いかもしれません。
棚仕立てにしたいのか、
フェンス仕立てにしたいのか、
鉢植えでコンパクトにしたいのか、
など。
目指す方向でやり方や処置が変わります。
「ブドウを剪定した方がいいのでしょうか?」
ですと、全てのケースについてお答えをしないといけなくなり、
非常に文章も長くなりやすくなります。
どうしたいのかをお書き添えの上ご質問をお願いします。
正確な診断やアドバイスを行うためには、
正確な情報ができるだけたくさん必要です。
育てる方を応援しますので、ご協力をお願いします。
苗木、育てよう。
楽しみな春はもうすぐです。
忙しい季節が始まろうとしています!
園芸って素晴らしいです。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!
苗木部 部長 高井尽(たかいつくす)