




● バッカウレア ランバイの品種の特徴
「ランバイ」はボルネオを代表するバッカウレア属の名果。上品な甘さとみずみずしい果肉が魅力の、東南アジアで古くから愛される熱帯果樹です。マレー半島、スマトラ島、ボルネオ島に自生するコミカンソウ科(旧トウダイグサ科)の常緑果樹で、バッカウレア属を代表する果樹の一つとして知られています。
最大の魅力は、房状に実る美しい果実です。熟すと果皮はクリーム色から淡い黄褐色に色づき、薄い果皮をむくと、半透明でみずみずしい果肉が現れます。果肉は非常にジューシーで、爽やかな香りと上品な甘さを持ち、酸味は控えめ。クセが少なく食べやすいことから、現地でも人気の高いフルーツです。
日本では「ランバイ」という名前で流通している果実の多くが、実際には別のバッカウレア属の種類であることがあります。それらは酸味がやや強い傾向がありますが、本来のBaccaurea motleyanaは甘味が主体で、よりまろやかで上質な味わいが特徴です。
もっとも、日本ではバッカウレア属そのものの流通が非常に少ないため、「ランバイ」という名称がバッカウレア属全般を指す総称のように使われることもあります。これは柑橘類全般を「みかん」と呼ぶことがあるような感覚に近く、文化的な呼び方として定着している側面もあります。
樹は美しい濃緑色の葉を持つ常緑高木で、成熟すると幹や太い枝に直接果実を付ける「幹生果」の性質を示します。果実が幹いっぱいに房状に実る姿は観賞価値も高く、熱帯果樹ならではの魅力を楽しめます。
耐暑性は非常に高く、高温多湿な環境を好みます。腐植質に富み、水はけの良い土壌でよく育ち、生育期には十分な水分を必要とします。寒さには弱いため、冬季は10℃以上を目安に管理してください。日本では鉢植えや温室での栽培がおすすめです。
現地で古くから愛され続けるBaccaurea motleyanaは、バッカウレア属を代表する美味しい果樹の一つです。みずみずしく上品な甘さの果実は、一度味わえばその魅力が忘れられません。日本ではまだほとんど栽培されていない、希少価値の高い熱帯果樹です。
「バッカウレア」は東南アジアから西太平洋の島々が原産と広い地域に自生しています。その生態は多様で奥深く、ボルネオ島だけを見ても、赤、白、青、ターコイズ・・・・・・などと信じられないほど豊かな色彩の果実が幹にびっしりと実り、「ボルネオの宝石」とも呼ばれる美しい果実がなります。カカオやジャボカバなどと一緒で幹から直接花を出す「幹生花」です。
| 学名 |
| Baccaurea motleyana トウダイグサ科 バッカウレア属 |
| 開花時期 |
| 5月~7月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 緑白色・(0.8cm位) |
| 自家結実性 |
| 雌雄異株または雌雄同株(インドネシア・カリマンタン地域の「1果実に種子が1つだけ入る果実から育った実生は、雌雄同株になりやすい。さらに、雌雄同株の親木から採れた実生も雌雄同株になりやすい」という伝承に倣い、実際に雌雄同株として結実している親木の種、それもできる限り果実の中に種子が1つだけ入っているものを選び、播種しています。現地で受け継がれてきた経験則であり、科学的には雌雄同株になることが証明されていません。また、実生苗は親木とまったく同じ性質や、雌雄同株になることを保証する苗ではありません。現地の伝承と原生地ならではの遺伝的な多様性をあわせ持つ、将来性のある実生苗としてお楽しみいただければと思います。) |
| 最終樹高 |
| 地植え:8m ~ 20m (常緑高木) |
| 植栽適地 |
| 沖縄県 |
| 育てやすさ |
|
★☆☆☆☆ 難しい 日照条件:日なた、耐陰性弱い、土壌酸度:弱酸性 耐寒性弱い(10度)、耐暑性強い、耐乾性弱い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:強い 害虫:普通 |
バッカウレア|ランバイ 実生苗の育て方
植え方・用土
水はけの良い土壌で有機質を多めに含んだ弱酸性土(ph5.5~6)に植えてあげてください。当店で販売中のブルーベリーの土がオススメです。根が弱いので1年生の1年目はそのままポットで育て、2年目に鉢植え10号サイズに植え替えるのが良いです。幼木の根が非常に弱く、強風によって根っこが動くと枯死する場合がありますので、注意が必要です。植え付けから3年間くらいは支柱をつけてしっかり固定し、風よけ すると良いです。
水やり
基本的に土が乾いていたら、たっぷり水を与えてください。夏は乾きやすいので、土の表面を毎日チェックすると良いです。開花から果実生育期は過乾燥で生理落果したり、果実が小さくなったりします。10月以降は秋芽を出させないようにやや乾燥気味に管理してください。冬は土をできるだけ乾かすと花芽分化するので、乾かし気味に管理してください。
肥料のやり方
年間チッソ施肥量は1年生で50g、3年生で150g、6年生で250g程度で、4月、8月、10月の3回に分けて化成肥料を与えます。収穫後の肥料は速効性の化成肥料を年間施肥量の1/3程度与えるのが良いです。若木のうちはこまめに少しずつ与えてください。有機質を好みますので、化成肥料以外でも果樹と野菜の有機肥料EX をお使いいただくのも良いです。
花芽の付き方
花芽は春から伸びた新しい枝先に付きます。また、日中の温度が20度以上になることも必要です。
剪定方法
5月ごろに込み合う枝、下に垂れた枝、内側に向かって伸びる枝、枯れ枝などは根元から剪定をし、樹幹内部まで日あたりが良くなるようにしてください。間延びした枝を切り戻して副梢を出させて開心自然形に樹形を作ります。冬の休眠期に行っても大丈夫です。
病害虫の予防法
病気は特にありません。害虫はカイガラムシやハダニが発生します。混み合った枝は剪定し、風通しをよくしてください。また、葉水をかけるとハダニの発生を防ぐことができます。
まれに、シャクトリムシが出る場合がありますので、発生した場合は、専用の薬剤を散布します。



