


● ヤシ シルバークイーンの品種の特徴
「シルバークイーン」はココヤシを思わせる優雅な葉姿と、優れた耐寒性を兼ね備えた、これから注目されるクイーンパームです。
シルバークイーンパームは、南米ブラジル沿岸部に自生するジョウオウヤシ(Syagrus romanzoffiana)の選抜系統です。海岸近くの厳しい環境に適応してきたことから、通常のジョウオウヤシよりも耐寒性・耐風性に優れ、より幅広い地域で栽培できることで注目されています。
最大の魅力は、ココヤシを思わせる美しい樹姿です。細くすらりと伸びる幹に、銀色を帯びた優雅な羽状葉が大きく広がり、一般的なジョウオウヤシよりも葉色が明るく、より南国らしい景観を演出します。成長すると非常に存在感があり、庭のシンボルツリーとしても人気があります。
一般的なジョウオウヤシは、日本では九州南部などの暖地であれば植栽できますが、東海地方などでは冬の寒さによって葉先が傷みやすく、美しい姿を維持することが難しいことがあります。一方、シルバークイーンパームは耐寒性が大幅に向上しており、通常のジョウオウヤシでは栽培が難しい北関東付近でも植栽例が見られます。東海地方の沿岸部では、冬でも葉傷みがほとんど見られず、一年を通して美しい葉姿を楽しめる点が大きな魅力です。
耐暑性も非常に高く、日本の真夏の強い日差しにもよく耐えます。日当たりと水はけの良い場所を好み、一度根付けば乾燥にも比較的強く丈夫に育ちます。成長速度も比較的早く、植栽後数年で南国らしい景観を楽しめるのも魅力です。
耐寒性の目安は約-10℃前後とされ、ジョウオウヤシの中でも特に寒さに強い系統として知られています。そのため、これまでジョウオウヤシの植栽を諦めていた地域でも、新たな選択肢として期待されています。
ココヤシのような優雅な雰囲気と、寒さに負けない丈夫さを兼ね備えたシルバークイーンパーム。南国らしい景観を長く美しく楽しみたい方におすすめの希少なヤシです。
「ヤシ(椰子)」は、単子葉植物ヤシ目ヤシ科に属する植物の総称で、熱帯地方を中心に亜熱帯から温帯にかけて広く分布しています。南国を思わせる独特の樹形やデーツのような実が収穫できるなど、ちょっとトゲトゲしてますが魅力の多い植物です。熱帯地方を中心に253属、約3333種、あまり多くはありませんが、日本にもシュロなど6属6種が自生しています。多くの品種で種が実用利用されています。食用に向かない観賞用の品種もありますが、食用油や工業油なども取れ、生食や砂糖の材料、ドライフルーツやジュースなどなど利用も多岐にわたる栽培価値の高い品種が多いです。
冬~春は古くなった葉が傷みや枯れこみが目立つようになります。中心部から新しい葉が生えるので、傷んだ葉は生え際で切っておくと良いです。
| 学名 |
| Syagrus romanzoffiana ヤシ科 バクトリス属 |
| 交配親 |
| ジョウオウヤシの選抜品種 |
| 最終樹高 |
| 地植え:m ~ 20m 鉢植え:m ~ 2m (耐寒性常緑高木) |
| 栽培用途 |
| 鉢植え、地植え、観葉植物、記念樹、シンボルツリー、街路樹 |
| 成長の早さ |
| 遅い |
| 植栽適地 |
| 東北南部~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
|
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた、耐陰性強い、土壌酸度:弱酸性 耐寒性強い(-10度)、耐暑性強い、耐乾性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない |
ヤシの木|シルバークイーン 実生苗の育て方
植え方・用土
植え付け時期は、秋(10月頃)~翌年の梅雨入り前くらいまでが良いです。水はけの良い土壌で植え付けてあげてください。
植え付け場所は日当たりの良い場所で管理してあげてください。日当たりが悪いと葉っぱが汚くなることがあります。ココスヤシなでどは耐寒性に優れているので、マイナス7~8℃くらいまでなら、防寒も必要ありません。
水はけの良い用土であれば育てられます。庭植えの場合、水はけが悪いようならバーク堆肥を混ぜ込んで排水性をよくしてから植えて下さい。地植えの場合は、花ひろば堆肥「極み」を使って植えていただくと良いでしょう。
鉢植えの場合は市販されている観葉植物専用の土か花ひろば培養土和みがお勧めです。
根詰まりすると生育が止まり、葉っぱが黄色く変色して枯れ混んできます。ですので鉢植えの場合は2年に一度くらいの頻度で植え替えする良いでしょう。
水をたっぷり与えると、どんどん大きく育っていきます。植え付け場所のスペースなども考慮して、土の表面を少し乾燥ぎみにさせて育てると、生長を抑えることができます。
水やり
地植えでは植え付け1年目の生育期だけこまめな水管理をします。根付いてしまえば水やりは雨任せで大丈夫です。
肥料のやり方
5月~10月頃に、2ヶ月に1度くらいのペースで緩効性化成肥料を与えてあげてください。
液肥でも構いませんが、冬場などの休眠期は与えなくても良いです。栄養剤肥料などで水はけが悪くなると根腐れが起こりますので、ご注意ください。
剪定方法
葉が古くなると、黄色く変色してきます。葉の寿命なので根元から剪定してください。冬~春は葉が傷んでいきます。葉の寿命です。
病害虫の予防法
病害虫はあまり心配いりません。
基本的に丈夫な植物です。
増やし方
種で増やします。



