


● ジャボチカバ レモングラスの品種の特徴
ホワイトジャボチカバ レモングラスは非常に珍しいジャボチカバです。
完全に熟すと果実が淡い緑色になるというユニークな特徴を持っています。果実は高品質で、非常に甘くジューシー、一口食べると口いっぱいに広がる贅沢な味わいが魅力です。さらにその風味はレモングラスに似ていると言われており、穏やかな柑橘の香りとほのかなジンジャーのニュアンスが感じられます。このレモングラスのような風味が加わることで、甘みとジューシーさの中に爽やかさと軽やかな酸味が生まれ、まるで優しい柑橘ティーのような後味を残します。
成長はゆっくりです。湿度と弱酸性の土壌を好み日当たりを良くする事で、たくさんの実が収穫できます。、水の管理をきちんと行えばアルカリ性の強い砂浜近くにも適応します。樹高は品種によってまちまちですが、野生のものは15mほどになります。幹に直接白色の花が開花して結実するので、キブドウ属の名称由来にもなっています。果実は直径3~4cmで1~4個の種子を含みます。濃紫色のやや厚い果皮で、果肉は白色もしくはピンク色をしています。果実は日持ちしないので、ゼリー、ジャム、ジュース、ワインやリキュール等への加工したりします。
「ホワイトジャボチカバ」 は、通常のジャボチカバとは異なり、白または黄緑色の果実をつける珍しい品種群です。
| 学名 |
| Plinia aureana 'Lemon Grass' フトモモ科 プリニア属 |
| 別名 |
| ブラジリアングレープツリー、ジャブチカバ、ジャボチカ、グアペルー、ヒバプルー、イバプルー、サバラ |
| 開花時期 |
| 5月下旬 ~ 6月上旬 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 白・小輪咲き(1cm位) |
| 香りの強さ |
| 微香 |
| 収穫時期 |
| 7月~10月 |
| 果実の大きさ |
| 中粒 |
| 果実の用途 |
| 生食、ジャム、ゼリーなど |
| 結果年数 |
| 2~5年 |
| 自家結実性 |
| 1本でなる |
| 最終樹高 |
| 地植え:3m ~ 5m 鉢植え:1m ~ 2m (常緑高木) |
| 最終葉張り |
| 半開帳性 |
| 栽培用途 |
| 果樹畑、花壇、鉢植え(7号鉢以上) |
| 植栽適地 |
| 南関東~九州 |
| 育てやすさ |
|
★★☆☆☆ やや難しい 日照条件:日なた、土壌酸度:弱酸性 耐寒性やや弱い、耐暑性強い、耐乾性普通 |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:とても強い 害虫:とても強い |
| 花言葉 |
| 神秘、永代 |
ホワイトジャボチカバ レモングラスの育て方
植え方・用土
日光がよく当たる場所で育てます。日光が不足すると実つきが悪くなります。比較的寒さには強くなってきたため、関東地方以西では戸外でもよく冬越しします。弱酸性土を好みますので、用土はブルーベリーの土に植えるのがおすすめです。自分で配合する場合は赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土などの用土が適します。
水やり
基本的には鉢の土が乾いてからたっぷりと水やりをして下さい。特に夏場の晴天が続く日などは毎日欠かさず水やりをして下さい。また、地植えの場合でも降雨が少なく表土が乾いていれば水やりをしてください。
冬場は、生育うを停止しているため乾かし気味に育てたほうが良いでしょう。
肥料のやり方
化成肥料を施すと、肥料焼けしやすい傾向があります。成長期に入るころ、骨粉入りの油かすなどの有機質肥料を控えめに施します。
剪定方法
充実した枝に実をつけるので、混みすぎた細い枝は随時根元から切って風通しをよくします。
病害虫の予防法
風通しの悪い場所で枝が混みすぎたり、日光不足で間のびすると、アブラムシやカイガラムシが発生することがあります。歯ブラシなどを使ってこそげとって下さい。
増やし方
実生栽培では成長が遅い為、沖縄県などでは取り木や挿し木で増やされています。




