
● ヤンバルガンピの品種の特徴
「ヤンバルガンピ」は、東南アジア・沖縄などに自生するジンチョウゲ科の常緑樹です。花も実も楽しめる観賞価値の高い樹種で、和紙に利用される「雁皮(がんぴ)」の仲間です。春には黄色の小花を咲かせ、その後に緑の実がつき、徐々にオレンジ色から赤く色づきます。実は有毒なので、食べないでください。正式名称は「アオガンピ」です。暖かいところでは常緑、寒い地域では冬は落葉します。
| 学名 |
| Wikstroemia indica ジンチョウゲ科 ガンピ属 |
| 別名 |
| アオガンピ |
| 開花時期 |
| 3月中旬~3月下旬 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 黄色・(3cm位) |
| 果実の大きさ |
| ★☆☆☆☆小果 8mmくらい |
| 果実の用途 |
| 観賞用、果実は有毒なので食べないでください。 |
| 結果年数 |
| 1~2年 |
| 最終樹高 |
| 地植え:0.3m ~ 1.2m 鉢植え:0.3m ~ 1.2m (半常緑低木) |
| 栽培用途 |
| 鉢植え、地植え、生垣、目隠し、花壇、切り花、、盆栽など |
| 植栽適地 |
| 南東北~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
|
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日向~半日陰、耐陰性普通、 耐寒性普通(-5度)、耐暑性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんど出ない 害虫:ほとんど出ない |
ジンチョウゲ|ヤンバルガンピ ポット苗の育て方
植え方・用土
基本的に植え付けは10月~入梅までに行います。
水はけの良い、肥沃な土壌に植えます。寒さにも強いです。日当たりを好みますが、2~3時間の日光で大丈夫。成木の移植は枯れやすいので、できるだけ植え替えの必要のない場所に植えてください。堆肥 極みを良く混ぜた土に植えてください。弱酸性土を好むので、ピートモスを土に混ぜても良いです。根腐れしやすい性質があるので、パーライトなどを混ぜて水はけ改善をすると安心です。
鉢植えの場合は培養土 和み やブルーベリーの土で植えると良いです。配合する場合は赤玉土小粒と赤玉土中粒を同じ量混ぜた土が7割に堆肥を3割くらい混ぜた土が良いです。
水やり
雨が当たる環境で地植え(露地栽培)の場合、よほど乾く場所でなければ水やりは必要ありません。鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料のやり方
花後は等配合の化成肥料を株元にまきます。窒素分を控えめにしたほうが良いと本に書いてあるのも見かけましたが、肥料配合は適当でも良さそうです。
花芽の付き方
花芽は7月中旬に分化します。
剪定方法
剪定は花後すぐに行います。
その他栽培や性質の注意点
緑葉品種は秋の終わり~初春にかけて、ゆっくりゆっくり葉が減っていきます。葉色が薄くなったり、黄色くなりつつ容易にハラハラと葉が落ちます。常緑性ではありますが、春は季節的に葉が生え変わる時期です。5月ごろから本格的に葉が入れ替わります。
病害虫の予防法
特に気になる病害虫はあまりでません。アブラムシが出るのでマラソン乳剤で消毒します。




