
● 常緑ヤマボウシ ギガンティアの品種の特徴
常緑ヤマボウシ「ギガンティア」は、黄花が咲く大輪品種
で花弁の先端が少し内側に向く抱え咲きが特徴的です。
常緑ヤマボウシ(トキワヤマボウシ)は落葉性のヤマボウシと同じ、ミズキ科ミズキ属の果樹です。違いは名前の通りですが一年中葉が茂っていること、そして原産地が中国であるということ。正式名称は「ホンコンエンシス」と呼びます。ヤマボウシと基本的に育て方は一緒ですが、少し寒さに弱い面もあり、シンボルツリーとして庭木で楽しむのは南関東から沖縄に限られ、全般に秋から冬にかけて葉が赤みを帯び、紅葉を楽しむことができます。幼木や寒い地域では落葉することもあります。
一年中茂る葉は、寒い冬を和らげる彩りとしても魅力的。春には可愛らしい4枚の花をたくさん咲かせます。花のように見える部分は総苞と言って実は葉が変化したものなんです。秋になる実は生で食べて良し、ドライフルーツにしても良し、ジャムや果実酒としても良しで幅広く楽しめます。凍らして食べるのもおいしいらしいです!ただ生で食べる際は、じゃりじゃりするので種は食べないほうがいいみたいですね。また、花言葉は「友情」。卒業の記念樹としてもおすすめします。
花も実も常緑の葉も楽しめる常緑ヤマボウシ。
シンボルツリーとして植えてみませんか?
| 学名 |
| Cornus hongkongensis ミズキ科 ミズキ属 |
| 別名 |
| 陽光 |
| 開花時期 |
| 6~7月中旬 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 黄色・大輪咲き・一重咲き |
| 収穫時期 |
| 10~12月 |
| 果実の大きさ |
| 1~2cm |
| 結果年数 |
| 2~3年 |
| 自家結実性 |
| 1本でなる |
| 最終樹高 |
| 地植え:3m ~ 15m 鉢植え:1m ~ 2m (常緑高木) |
| 最終葉張り |
| m ~ 2m |
| 栽培用途 |
| シンボルツリー、鉢植え、記念樹、盆栽、花壇、寄せ植え |
| 成長の早さ |
| 遅い (20cm/年) |
| 植栽適地 |
| 南関東~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
|
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた~半日陰、耐陰性強い、 耐寒性やや強い、耐暑性強い、耐乾性やや弱い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:強い 害虫:強い |
| 花言葉 |
| 友情 |
常緑ヤマボウシ|ギガンティア|接木ポット苗の育て方
植え方・用土
植え付け時期は10~11月、3~5月が適期です。常緑ヤマボウシは寒さに弱いため12~2月は避けましょう。
日当たり、水はけの良い肥沃な場所に植えます。花ひろば堆肥“極み”や完熟の腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。鉢植えでも大丈夫です。夏に水を欲しがりますので、植え付け3年目までは夏は水をたっぷり与えます。
半日陰でも生育には問題ありませんが、花付きは悪くなります。
水やり
土が乾いたらたっぷり与えてください。鉢植えの場合は特に水の乾きにご注意ください。冬はあまり水を与えなくても良いですが、夏場は毎日土の表面をチェックしてください。
肥料のやり方
2月ごろに寒肥として油粕と腐葉土や花ひろば堆肥“極み”を株周りに穴を掘り与えます。鉢植えは寒肥と初夏と初秋に化成肥料を与えます。
花付きの悪い原因として、肥料不足が考えられるため、リンが入った化成肥料を施してください。
剪定方法
放任しても自然に樹形が整いますので特に剪定は必要ありません。大きくしたくない場合は、目的の高さで芯を止めます。
病害虫の予防法
病害虫はほとんどつきません。




