
● ゲッケイジュ 黄金葉の品種の特徴
一般的には深い緑色を呈する月桂樹ですが、こちらの「黄金葉」は、鮮やかな葉色でお庭を明るい印象にしてくれます。新芽の黄金葉と成長した葉の緩やかなグラデーションが美しい一品です。
月桂樹は明治時代に日本へ渡来し、それから関東地方や九州までの広い範囲で植栽されるようになりました。雌雄異株ですが日本では雌株が少ないです。枝葉に独特の香りがあり、古来から煮込み料理の香り付けや製油などに活用されてきました。葉は「月桂葉」実は「月桂実」という生薬名を持ち、漢方薬として扱われています。
成長が早く剪定に強く萌芽性もある特性があり、生垣やトピアリーづくりにも最適です。
| 学名 |
| Laurus nobilis クスノキ科 ゲッケイジュ属 |
| 別名 |
| ローリエ、ローレル、クッキングローリエ、ベイツリー |
| 開花時期 |
| 5月頃 (一季咲き) |
| 花色・大きさ・花形 |
| 淡い黄色・・小花が集まって咲く |
| 最終樹高 |
| 地植え:2m ~ 10m 鉢植え:1m ~ 2m (耐寒性常緑高木) |
| 最終葉張り |
| 1.5m ~ 3m |
| 栽培用途 |
| シンボルツリー、記念樹、街路樹、学校、公園、鉢植え、など |
| 植栽適地 |
| 東北~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
|
★★★★☆ 育てやすい 日照条件:日なた~半日陰、耐陰性強い、土壌酸度:弱酸性 耐寒性普通、耐暑性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:普通 害虫:普通 |
| 花言葉 |
| 優れた美人、独立、精神美、淡泊 |
ゲッケイジュ|黄金葉 ポット苗の育て方
植え方・用土
基本的に植え付けは10月~入梅までに行います。
日当たりの良い水はけの良い肥沃な土壌に植えます。鉢植えでも大丈夫です。直射日光がきついと葉が黒く焼けます。土質は選びませんが、乾燥を嫌うので堆肥や完熟の腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。
水やり
雨が当たる環境で地植え(露地栽培)の場合、よほど乾く場所でなければ水やりは必要ありません。鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料のやり方
2月に『みかんの好きな肥料』を与えます。あるいは寒肥として油かすと腐葉土や堆肥を株周りに穴を掘り与えます。肥料が切れると葉色が悪くなります。
剪定方法
放任して育てても自然な樹形になります。
コンパクトな樹形で管理する場合は適当なところで芯を止め、横枝を這わせます。
病害虫の予防法
病害虫はほとんどつきませんが、風通しが悪いとカイガラムシやすす病がつくことがあります。すす病はカイガラムシの分泌物が原因なので、カイガラムシを退治すると治ります。枝を剪定し、風通しを良くすることとでカイガラムシはある程度防げます。1~3月にかけてマシン油乳剤で防除します。





