●品種の特徴
イスノキ「赤花」は、美しい真っ赤な花と、丸みがある細葉の常緑葉が魅力の注目品種です。

イスノキの魅力は何と言っても、その独特な風合いを持つ木肌です。年を重ねるごとに味わい赤く色づく木肌は、一緒に齢を重ねていくシンボルツリーとしてもピッタリでしょう。虫こぶさえも、この品種の特徴とも言え、こぶを作る虫の種類は10種類以上いるそうです。

関西以西の地域では、生垣や防風林でよく見かける樹木です。地域によって様々な呼び方があり、イボノキ、イス、ユスノキ、ユシギ、ユシノキ、クシノキ、ヒョンノキ、サルブエなど、多くの別名を持ちます。別名のユスノキに「結寿の木」と漢字をあてて縁起の良い木とされることもあるようです。
とても強く丈夫な植物で、やせ地や日陰でも育ちます。強風・潮風にも強いため、防風林や日陰の生垣によく使われています。病害虫にも強いです。

学名
Distylium racemosum マンサク科 イスノキ属
別名
ユスノキ、ユシノキ、ヒョンノキ
開花時期
3~5月
花色・大きさ・花形
真紅・・雄花と雌花が一緒になった花
最終樹高
地植え:8m ~ 20m (常緑高木)
栽培用途
生垣、防風林、街路樹、シンボルツリーなど
植栽適地
南関東~沖縄
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日なた~半日陰、耐陰性強い、土壌酸度:中性
耐寒性やや弱い、耐暑性強い
耐病害虫性
耐病性:強い 害虫:強い

イスノキ|赤花 ポット苗の育て方


植え方・用土
植付けの適期は、真夏の暑い時期を避けた春~秋です。日当たりの良い場所の方がよく育ちますが、日陰でも育ちます。土質は特に選びません。やせ地でも育つ丈夫な木です。


水やり
雨が当たる環境で地植え(露地栽培)の場合、よほど乾く場所でなければ水やりは必要ありません。植付けてから根が付くまでは、土が乾いたら水やりをしてください。


肥料のやり方
肥料は特に必要ありません。


剪定方法
生垣の場合は5月頃と9月頃に剪定を行います。刈り込みには強い樹木です。
自然樹形で育てたい場合は、混み合った枝や不要な枝を間引き剪定してください。


病害虫の予防法
害虫にとても強く、害虫がついても成長に影響はありません。よく付く害虫としてはアブラムシが知られています。アブラムシが寄生することで葉に虫こぶが出来ることがよくあります。見た目が気になる場合は駆除してください。

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