
● ヒイラギモクセイ 斑入の品種の特徴
本種は、ヒイラギモクセイの葉に美しい白斑が入る品種です。秋には芳香のある白花を咲かせます。
柊木犀(ヒイラギモクセイ)は、モクセイ科の常緑樹でギンモクセイとヒイラギの交雑種(中間種)です。高木の下など日陰になるような場所でも育ち、剪定によって形を整えやすいことから、主に生垣用として公園や庭園に植栽されています。
| 学名 |
| Osmanthus × fortunei モクセイ科 モクセイ属 |
| 交配親 |
| ギンモクセイ×ヒイラギ |
| 開花時期 |
| 10月~11月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 白 |
| 最終樹高 |
| 地植え:0.8m ~ 1m 鉢植え:0.8m ~ 1m (常緑小高木) |
| 栽培用途 |
| 鉢植え、盆栽、生垣、花壇、公園、庭園 |
| 植栽適地 |
| 関東以西~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
|
★★★★☆ 育てやすい 日照条件:日なた~半日陰、耐陰性強い、 耐寒性強い、耐暑性強い、耐乾性普通 |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんど出ない 害虫:ほとんど出ない |
ヒイラギモクセイ |斑入の育て方
植え方・用土
基本的に植え付けは10月~入梅までに行います。真夏の植え付けでは水切れにご注意ください。寒冷地では真冬の植え付けは避けます。
日当たり、水はけの良い場所に植えます。土質を選ばない丈夫な木ですが、堆肥や完熟の腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。鉢植えでも大丈夫です。
日当たりを好みますが日陰でも育ちます。
水やり
地植えの場合は根がついたあとは水やりの必要はあまりなく、よほど乾燥しなければ、基本的に降雨でよいです。ただし乾燥に弱いので、夏は乾燥しないように、水やりをしてください。鉢植えの場合は、土が乾いていたら水やりをしてください。
肥料のやり方
肥料はほとんど必要ありません。生育が悪い場合は、4~5月に油かすや骨粉などを与えます。寒肥は12月ごろに与えます。
剪定方法
剪定に強い木なので、こんもりとした円柱状や、切りそろえられた生け垣など、好きな形に刈り込んで楽しむことができます。初心者さんでも失敗しにくい木です。
剪定時期は3~4月か11月頃が望ましいです。7月頃に花芽をつけ10月頃に開花しますので、この間に切ってしまうと花が見られなくなってしまいます。
毎年少しずつ刈り込むとコンパクトできれいな形を保ちやすいです。生け垣にしたい場合、ある程度の大きさに育ててから、頂点を切って横への生育を促すのがコツです。
剪定は時期を誤ると花をつけなくなることもありますので注意が必要です。
病害虫の予防法
病害虫はあまり心配いりません。風通しが悪いとハダニやカイガラムシがでることがあります。




