

● モッコク 黄金葉の品種の特徴
モッコクは江戸五木の一つ。モチノキやマツと並び「庭木の王」と呼ばれ親しまれています。古くから日本庭園造りには欠かせない庭木で、お寺や神社でもよく見かけます。
この品種はモッコクの黄金葉品種です。葉には光沢があり、ツヤツヤしていて黄金色が大変美しいです。
6~7月頃に白やクリーム色の花を咲かせます。芳香があり、花後に直径1~1.5cmの黄緑色の実ができます。
10~11月頃に赤く熟した後、自然に裂けて赤い種子が顔を出します。
美しい樹形と光沢のある葉、香る花、赤く色づく実と新芽。四季折々いくつもの表情を見せてくれます。
もっこくおうごんば
「モッコク」は江戸五木の1つで、モチノキやマツと並び「庭木の王」と称されます。耐寒性はさほどないため、庭木として利用されるのは関東以南になりますが丈夫で育てやすく大気汚染にもよく耐え、耐陰性があり成長が遅いので公園樹や庭木としても人気があります。
| 学名 |
| Ternstroemia gymnanthera モッコク科 モッコク属 |
| 別名 |
| もっこくおうごんば |
| 開花時期 |
| 6月~7月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 白~クリーム色・小花(2cm位) |
| 果実の大きさ |
| ★☆☆☆☆1.5cm |
| 最終樹高 |
| 地植え:5m ~ 10m (常緑高木) |
| 栽培用途 |
| 庭木、シンボルツリー |
| 成長の早さ |
| やや遅い |
| 植栽適地 |
| 東北南部以南 |
| 育てやすさ |
|
★★★☆☆ 育てやすい 耐陰性強い、 耐寒性やや弱い、耐暑性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんど出ない 害虫:普通につく |
| 花言葉 |
| 人情家 |
モッコク 黄金葉の育て方
植え方・用土
日当たりが良く、西日が当たらない場所に植えてください。水はけの良い土を選んでください。鉢植えは、赤玉土(小粒)6~7:腐葉土3~4の割合で混ぜた土がおすすめです。地植えは、耕した土に腐葉土や堆肥を3~4割混ぜておきます。
植え付け時期は新芽が動き出す前の3~4月がおすすめです。6~7月上旬や10月上旬でもできます。
水やり
鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。春~夏は水切れを起こしやすいので注意してください。
地植えは、雨任せで特に水やりの必要はありません。
肥料のやり方
基本的に必要ありません。
剪定方法
風を逃がすための透かし剪定を行います。枝の密度を減らすように根元から、混み合った枝や枯れた枝を剪定します。
春に伸びた枝が固くなった6~7月頃が最適期で、樹木の休眠期に入る10月~3月頃にもお手入れするのがよいでしょう。
病害虫の予防法
ハマキムシがつくので、剪定をして風通しをよくしてあげましょう。
すす病にかかることがあります。害虫の糞にカビが生えることによってすす病になるので、害虫に対する薬剤散布をして対策をしましょう。





