● ツリバナ 屋久島の品種の特徴

「屋久島」は、別名アオツリバナとも呼ばれる、黒花に橙色の果苞がつく珍しい品種です。落ち着きのある花姿ですので茶花に用いるのもよいでしょう。
淡いピンク色に紅葉し、淡黄色から白くなって落葉します。
宮崎県、霧島連山の一部と屋久島にしか自生していないツリバナなので、おそらく寒さには弱い気がしますが、三重県桑名市では露地越冬しております。

ツリバナは『吊花』と書き、花や実が垂れ下がっていることからつけられたそうです。
通常のツリバナは真っ赤で5つに裂けた橙色の木の実から種をひょっこりぶら下げます。果実の姿も面白く、初夏には花、秋には紅葉と一年を通じて様々な表情を楽しめます。

学名
Euonymus yakushimensis ニシキギ科 ニシキギ属
別名
吊花、アオツリバナ
開花時期
5月
花色・大きさ・花形
最終樹高
地植え:3m ~ 5m (耐寒性常緑低木)
栽培用途
庭植え、シンボルツリーなど
植栽適地
東北地方~沖縄
育てやすさ
★★★☆☆ 育てやすい
日照条件:半日陰、
耐寒性普通、耐暑性強い
耐病害虫性
耐病性:強い 害虫:強い
花言葉
片思い

ツリバナ|屋久島の育て方


植え方・用土

ツリバナは基本的に強健な植物ですので、真夏の暑い時期を除けば一年中植え付けが可能です。ただ、もともとは谷川に生える木であるため極端な乾燥を嫌います。水はけ・水もちが良くなるよう腐葉土堆肥を多めにすき込み、明るい半日陰の場所に盛り土をして植え付けると良いでしょう。日向でも大丈夫ですが、根元をマルティングするなどして真夏の乾燥から守る必要があります。逆に完全な日陰ですと、花付き実付きが悪くなります。


水やり

庭植えの場合は基本的に必要ありません。真夏の高温期が続くようなら様子を見て与えます。鉢植えで管理する際は、表土が乾いたらたっぷりと与えます。


肥料のやり方

2月の寒い時期に、寒肥として株元に緩効性肥料をすき込んであげます。山に自生するほどですので、肥料がなくても問題はありません。


花芽の付き方

性質としては丈夫ですが、成長が遅いため強剪定を行うと花芽が出なくなることがあります。剪定はほどほどに。


剪定方法

落葉時期に邪魔な枝を取り払うようにします。自然な樹形を楽しむものなので、剪定はほどほどに。大掛かりな剪定をする必要がないよう、邪魔になりそうな枝は小さいうちに処理しましょう。




この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事