● 長寿梅 八重の品種の特徴

花が深い紅色の八重咲になる珍しい品種です。

長寿梅は野ボケの一種で枝には鋭いトゲがあります。木瓜(ボケ)に比べ太りは遅いですが、芽吹きがよく、剪定を繰り返すとふわっと柔らかい株立ちに仕立てられます。生長が遅いのと、名前の縁起の良さから敬老の日のギフトに人気があります。
日当たりの良い場所で良く花が咲きます。日陰にも耐えますが花付きが悪くなります。暑さには強いですが、夏は葉焼けすることがあるので、直射日光を避けた場所のほうが良いです。冬の寒さには強いですが寒風や霜が当たらない場所のほうが良いです。

学名
Chaenomeles japonica Lindl. バラ科 ボケ属
別名
チョウジュウメ
花色・大きさ・花形
赤・・八重
自家結実性
雌雄同株
最終樹高
地植え:0.3m ~ 1m 鉢植え:0.3m ~ 1m (耐寒性半落葉低木)
栽培用途
盆栽、庭植え、花壇、地植え、鉢植え
成長の早さ
遅い
植栽適地
東北~九州
育てやすさ
★★★☆☆ 育てやすい
日照条件:日なた~日陰、耐陰性強い、
耐寒性強い、耐暑性強い、耐乾性普通
耐病害虫性
耐病性:普通 害虫:普通
トゲの大きさ
2cm

長寿梅(チョウジュバイ)|八重咲の育て方


植え方・用土

落ち葉が堆積した肥沃で湿潤な土壌に自生する植物でとても肥料を好みます。用土には堆肥や完熟の腐葉土を多めに植えます。鉢植えの場合は、赤玉土小粒を主に、鹿沼土、軽石小粒と腐葉土の混合用土を使い、水はけと水持ちを良くします。 植えつけ、植え替えの適期は秋と春です。根を傷めると枯れやすいので根をいじらずに植えてください。


水やり

水を好む性質ですが、高温多湿の時期には過水が根腐れの原因になるので、表土が一旦乾いてから次の水やりをしてください。成長期には水切れに注意し、表面が乾いたら鉢底から水が流れるぐらいたっぷりとあげてください。
水切れする前に葉が緑のまま自然と落葉することがあります。十分に水やりを行い、新芽が出るまでは半日日陰~日陰で育ててください。


肥料のやり方

真夏をのぞく4月から10月の間に月1回有機性の固形肥料を置きます。樹作りの途中は多く与え、維持の段階に入っている樹には少し控えるなどの調整を心掛けましょう。


剪定方法

2、3芽を残して切り詰めます。長く伸びた枝には花芽がつかないので、伸ばして切るの繰り返しで形作っていきます。


病害虫の予防法

年間を通して芽吹くのでアブラムシ対策が必要です。殺虫剤を春から秋に定期的に散布します。


増やし方

挿し木で容易に殖やすことが可能です。




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