
● センダン 一才性の品種の特徴
センダン(栴檀)は香りがある香木です。バニラやチョコレートのような甘い香りをお楽しみください。
花は淡い紫色の小さな花を穂咲きに咲かせ、涼しげで爽やかな印象です。センダンの花は5月5日に必ず咲くと言い伝えがありますが、実際には地域によって5~6月に咲きます。花後に付く実は秋になると熟して黄色くなります。落葉しても後も実は残り、ヒヨドリなどが好んで食べにきます。
こちらの商品は、センダンの矯性の一才性品種で、苗木は実生苗です。普通のセンダンに比べて大きくならないので、庭木として植えるのに向いています。やせ地に強く、潮風に強い。
※「一才性」とは、花や実が本来の性質よりも早くから付くように改良された品種のことです。せんだんは高い位置に咲くので、小さいうちから咲きやすい一才性は魅力的です。
「栴檀(せんだん)は双葉より芳し」という言葉がありますが、中国では栴檀は香木の白檀(びゃくだん)のことを差し、ご紹介しているセンダンは、この言葉に出てくる栴檀ではありません。名前の由来には諸説ありますが、センダンの幹や葉にもほのかな香りがあるため「和の栴檀」として名前が付いたという説もあるそうです。
※実にはサニポンが多く含まれます。有毒物質ですので食べないようご注意ください。
| 学名 |
| Melia azedarach センダン科 センダン属 |
| 別名 |
| オウチ(楝)、アミノキ、キンレイシ(金鈴子)、センタマ(千珠) |
| 開花時期 |
| 5~6月頃 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 淡い紫・小輪咲き(1cm位)・一重咲き |
| 最終樹高 |
| 地植え:5m ~ 15m 鉢植え:1m ~ 2m (耐寒性落葉高木) |
| 栽培用途 |
| 庭木、地植え、花壇、鉢植え、シンボルツリー、盆栽、公園、街路樹 |
| 成長の早さ |
| 早い |
| 植栽適地 |
| 東北南部~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
|
★★★☆☆ 育てやすい 日照条件:日なた~半日陰、 耐寒性やや強い、耐暑性強い、耐乾性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:強い 害虫:強い |
| 花言葉 |
| 「意見の相違」 |
センダン(栴檀) |一才性の育て方
植え方・用土
植付けの適期は4月~9月頃です。暖かい地域に自生している植物なので、寒い時期に根をいじるのは避け、暖かくなってから植え付けしてください。
土質は特に選びませんが、腐葉土や堆肥をよくすき込んだ土壌への植え付けがおすすめです。日当たりのよい場所で育ててください。
水やり
植え付けたばかりで根が張る前は、土が乾いたらたっぷりと与えてください。落葉中も水やりを忘れないようにしてください。
根が張ってからは、雨が当たる環境で地植え(露地栽培)の場合、よほど乾く場所でなければ水やりは必要ありません。鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料のやり方
たくさんの実を付ける植物なので、春と秋に緩行性の化成肥料を株元に与えると良いです。
剪定方法
剪定の適期は落葉中の休眠期です。成長が早いく、放っておくと葉が茂り過ぎてしまいます。自然樹形である程度形が整いますので、不要な枝を切って樹形を調整するような剪定がおすすめです。成長が早いので、切り過ぎでもすぐに新芽が出ます。
病害虫の予防法
幹や枝、葉柄にこぶが発生することがあります。見つけたら速やかに枝を切除し処分してください。




