● ザクロ 鹿の子絞り 八重咲きの品種の特徴

葉のふちが白や紅に色づいたり、葉全体に鹿の子模様が入る不思議な模様の珍しい美葉品種です。
斑の入り方は個体差があり、それもまた楽しみの一つとなります。本商品は、鹿の子絞りの八重咲品種なので、初夏には華やかなザクロの花姿も楽しめます。花は絞りは入らず紅花の八重咲です。
果実はつきません。(八重咲の花ザクロはすべて実はつきません)

ザクロは古株になると独特の風情が出るので庭木としても重宝します。ガーデニング上級者はザクロを生垣や目隠しに使ったりもします。
性質は強くほったらかしで大丈夫。虫もつきにくく、花も美しい。庭植えにおすすめ。
適応力が強く、暑さ寒さに強く、乾燥にも強く、北海道南部以南でしたら庭植えで栽培可能です。
樹勢が強く生育旺盛で、土質も選ばず、病害虫にも強い。高温多湿にも強いので、とっても育てやすいです。剪定も特に難しくなく、ほったらかしでも結構育ちます。
ザクロには観賞用の花ザクロと果実も楽しめる実ザクロがあります。

花が美しい花ザクロ、果実はあまり期待できません。

学名
Punica granatum ミソハギ科 ザクロ属
開花時期
6~7月頃
花色・大きさ・花形
朱赤・中輪咲き(6cm位)・八重咲き
自家結実性
果実はならない(果実は期待できません。)
最終樹高
地植え:3m ~ 5m 鉢植え:1m ~ 2m (落葉小高木)
最終葉張り
2m ~ 3m 半開帳性
栽培用途
庭木、果樹、鉢植え、地植え、記念樹、盆栽
成長の早さ
普通 (40cm/年)
植栽適地
北海道南部~沖縄
育てやすさ
★★★★★ 初心者におすすめ
日照条件:日なた、耐陰性普通、土壌酸度:弱酸性
耐寒性強い、耐暑性とても強い、耐乾性とても強い
耐病害虫性
耐病性:とても強い 害虫:とても強い
芽吹き時期
4~6月頃
トゲの大きさ
1cm
花言葉
優美、愚かしさ、子孫の守護、成熟した美しさ、互いに思う

ザクロ|鹿の子絞り(八重咲)の育て方


植え方・用土

12月と2~3月ごろが植え付け適期です。10月~梅雨までに植えても結構根付きます。
水はけの良い場所で堆肥を2割程度透きこんだ土壌に植えます。
日当たりさえ良ければ、よほど変な土に植えさえしなければどこでも大丈夫です。


春の植え付け方法

2~3月ごろが植え付け適期です。まだ寒い時期であれば根を少し広げ気味にして植え、葉が芽吹いた後に植え付けする場合は根鉢はほぐさないで植えてください。
根巻き苗は根をほぐさずに植えます。


夏の植え付け方法

根をほぐさずに植えます。秋の彼岸までは雨が降らないときは水切れに注意です。


秋の植え付け方法

植え付け適期です。秋植えすると次の生育期まで半年くらいあるので、水切れに耐える苗に育ちます。まだ暑い時期は根をほぐさずに植え、気温が下がっている時期なら根を広げて植えます。根がほぐれないときは無理にほぐさずに植えます。


冬の植え付け方法

寒冷地では植え付けは控えますが、土が凍らない地域では冬でも大丈夫。多少の雪や霜は問題ありません。寒さが心配な場合はマルチングをしておきましょう。


水やり

地植えした場合は雨が当たる場所では水やりは雨に任せ、よほど雨が降らないときだけ土が乾いたら与えます。
鉢植えでは土が良く乾いたら水をたっぷり鉢底から流れ出るくらい与えます。
土が乾いていなければ与えません。開花後、葉が展開してから初夏は水切れしやすいので注意です。
夏は乾燥したらたっぷり水を与えてください。


肥料のやり方

樹勢が強いので肥料はほどほどに。(肥料はなくてもいいかも)肥料を与えすぎると枝葉ばかり茂って花がつきにくくなります。
3月に速効性化成肥料を与えます。11月ごろに有機質肥料などを与えます。


花芽の付き方

ザクロの木の花芽は8月頃に形成され、翌年に伸びた新梢の先に花が咲いきす。花芽は短くて太い枝の先端近くに付きますので、太い枝は剪定せず、細く伸び過ぎている枝を中心に剪定されることをお勧めします。


剪定方法

込み合う枝や徒長枝を抜く剪定程度で基本的に剪定は余り必要ありません。株元からひこばえが春に生えやすく、樹形を乱すので早い時期に掻きとってしまいます。
仕立て方としては、樹高を好みの高さに決めて、2~3本の主枝を広げて樹形を作るのが一般的です。主幹や枝から徒長枝が伸びて樹形を乱すこともあるので、樹形を乱す枝や込み合う枝は間引き剪定をします。


その他栽培や性質の注意点

枝が細く、枝が乾燥しているので落葉期は枯れているような印象です。春の芽吹きも遅れるものがあり、枯れていないかご心配をおかけします。


病害虫の予防法

病害虫はほとんど発生しません。
新芽にアブラムシがつくことがありますが、手でとれる程度です。気持ち悪い場合は消毒してください。発生しやすいので、見つけ次第、その病害虫にに応じた消毒をしてあげてください。


育て方のまとめ

ひこばえは早いうちにとる。




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