● 月桂樹 斑入りの品種の特徴
月桂樹の斑入り品種。4月末~5月に淡い黄色の花が咲ます。小さな花なのであまり観賞価値はあまりありません。
芽吹きがよく、樹形は自由に刈りこめるので、スタンダード仕立てや寄せ植え素材、盆栽としても利用できます。
料理によく使われるハーブの一種です。乾燥させた葉を香料として使います。普通の月桂樹に比べ香りは控えめです。
こちらの苗木は雌雄の判別はしておりません。
月桂樹は縁起の良い木で、記念樹に好まれて植えられます。
・古代ギリシア時代、オリンポスでの祭典においてその勝者に、また、ローマ時代には、勝利した将軍にこの木の枝葉で作った冠(月桂冠)が載せられたことから月桂樹は勝利者の冠に使われるようになりました。
・日本には、明治38年(1905)頃フランスより渡来しました。日露戦争の記念樹とされました。
学名 |
Laurus nobilis クスノキ科 ゲッケイジュ属 |
開花時期 |
4月末~5月 |
花色・大きさ・花形 |
淡い黄色・小花 |
自家結実性 |
雌雄異株 |
最終樹高 |
地植え:2m ~ 10m 鉢植え:1m ~ 2m (耐寒性常緑高木) |
最終葉張り |
1.5m ~ 3m |
栽培用途 |
地植え、花壇、寄せ植え、鉢植え、スタンダード仕立て、目隠し、シンボルツリー、ハーブ、料理、リース、切花、カラーリーフ |
植栽適地 |
東北~沖縄 |
育てやすさ |
★★★★★ 初心者に超おすすめ 日照条件:日なた~日陰、耐陰性やや強い、 耐寒性強い、耐暑性強い、耐乾性強い |
耐病害虫性 |
耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない |
芽吹き時期 |
直立性 |
月桂樹|斑入の育て方
植え方・用土
基本的に植え付けは10月~入梅までに行いますが、水管理に注意すれば夏の植え付けも大丈夫です。
日当たりの良い水はけの良い肥沃な土壌に植えます。鉢植えでも大丈夫です。直射日光がきついと葉が黒く焼けます。土質は選びませんが、乾燥を嫌うので堆肥や完熟の腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。鉢植えでは培養土和みで植えてください。
水やり
雨が当たる環境で地植え(露地栽培)の場合、よほど乾く場所でなければ水やりは必要ありません。鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料のやり方
2月に『みかんの好きな肥料』を与えます。あるいは寒肥として油かすと腐葉土や堆肥を株周りに穴を掘り与えます。
肥料が切れると葉色が悪くなります。
剪定方法
放任して育てても自然な樹形になります。コンパクトな樹形で管理する場合は適当なところで芯を止め、全体を見ながら刈り込みます。スタンダード仕立てやトピアリー、玉仕立てなどにもできます。剪定は新芽が出る3~4月か9月に行います。6月に新芽を芽かきすると樹高は大きくなりません。
病害虫の予防法
病害虫はほとんどつきませんが、風通しが悪いとカイガラムシやすす病がつくことがあります。すす病はカイガラムシの分泌物が原因なので、カイガラムシを退治すると治ります。枝を剪定し、風通しを良くすることとでカイガラムシはある程度防げます。1~3月にかけてマシン油乳剤で防除します。