

● トックリラン トックリランの品種の特徴
トックリランは水やりがあまり必要なく、初心者の方や忙しい方でも育てやすい観葉植物です。
「トックリラン」は徳利(トックリ)のように株元の幹が膨らむユニークな植生からその名が付きました。膨らんだ幹に水分を溜め込む性質があるので、乾燥に強く植物を初めて育てる方にもおすすめです。繊細で細長い葉がくるくるとカールして枝垂れる姿も特徴的。インテリアと合わせやすいシンプルな株姿です。
花は6月ごろに咲きますが、大株にならないと咲かないので、日本では開花はあまり期待できないです。
| 学名 |
| Beaucarnea recurvata スズラン科 トックリラン属 |
| 別名 |
| 徳利蘭、ポニーテール、ノリナ(旧属名) |
| 開花時期 |
| 6月ごろ |
| 花色・大きさ・花形 |
| 白 |
| 最終樹高 |
| 鉢植え:m ~ 2m (常緑高木) |
| 栽培用途 |
| 鉢植え、温室、観葉植物 |
| 植栽適地 |
| 沖縄(鉢植えであれば、全国での管理が可能です。) |
| 育てやすさ |
|
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた、 耐寒性弱い(3度)、耐暑性強い、耐乾性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:普通 害虫:普通につく |
ノリナ |トックリラン ポット苗の育て方
植え方・用土
メキシコ南部に多く分布する植物で乾燥は得意ですが、過湿が苦手。
日あたりと水はけがよい土に植えつけます。鉢植えの場合は多肉植物やサボテン用の用土を使うといいでしょう。25℃前後が栽培適温です。
寒さに弱いため、10度以下にならないような管理が必要なため、日本では鉢植えで育てます。生長に合わせて適宜植替えを行いますが、深く根を張るので鉢は深めのものを使用してください。
マイナスにならないような暖地では露地栽培できますが、乾燥を好むのであまりおすすめしません。
水やり
春から夏は生育期なので土が完全に乾ききってからたっぷりと水を与えます。たまには葉や株全体に水をかけて洗うようにするとよいです。逆に水やりで可愛がりすぎると弱らせてしまいます。温度が10度以下を下回ると生育が止まるため、水やりは控え目に。冬は水は与えないようにすれば0度でも耐えます。
肥料のやり方
5~9月の間に緩効性化成肥料を1~2回与えるといいです。冬に肥料は必要ありません。
剪定方法
樹形を整えるための剪定は、5~8月に行います。好みの高さで幹を切ります。2~3か月程度で新芽が出てきます。新芽が出るまでは直射日光は避け、半日蔭で育ててください。
芽が多くてぼさぼさの場合は芽を元から間引くように切ります。樹形のバランスを見ながら、3つくらいの芽を残すと良いです。
幹の下の方から出てきたわき芽は切り取ります。
伸びすぎて茶色くなった葉は随時切ります。
その他豆知識
根腐れを起こしやすいので水管理には注意が必要です。
大きくするには大きめの植木鉢に植え、根をのばせるようにすると大きくなります。水やりは控えめにしたほうがより大きく丈夫に育ちます。
増やし方
種まきで増やします。挿し木でも増やせますが、根元が太くなりにくいです。




