
● レモンバーム レモンバームの品種の特徴
メリッサとも呼ばれる南ヨーロッパ原産のハーブです。ミントの仲間で葉はレモンの香りがします。食べ物の香りづけ、ポプリ、ハーブティー、薬用、コスメ、虫よけなど幅広い用途でご使用いただけます。
生の葉を刻んでサラダに入れたり、魚料理のマリネに入れたりすると、レモンの香りが食欲を引き立ててくれます。一般にブロッコリー・アスパラガス・羊肉・魚貝との相性が良いです。葉をちぎり肌にこすりつければ香水代わりにもなります。
| 学名 |
| Melissa officinalis シソ科 コウスイハッカ属 |
| 別名 |
| セイヨウヤマハッカ、メリッサ |
| 開花時期 |
| 6~8月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 白 |
| 最終樹高 |
| 地植え:0.3m ~ 0.6m 鉢植え:0.3m ~ 0.6m (多年草) |
| 栽培用途 |
| 鉢植え、庭植え、寄せ植え、花壇、切り花、グランドカバー、ボーダーなど |
| 植栽適地 |
| 本州 |
| 育てやすさ |
|
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた~半日陰、 耐寒性強い、耐暑性普通、耐乾性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:強い 害虫:普通につく |
| 花言葉 |
| 思いやり、同情、共感 |
種 ( タネ )|レモンバーム/メリッサの育て方
植え方・用土
強い日光を浴びると葉焼けをするため、夏には半日陰になる場所が適しています。地植えの場合は、寒冷紗などで日よけし、鉢植えは半日陰に移動させます。水もちの良い肥沃な土地に植え付けましょう。
水やり
鉢植えは土が乾いたらたっぷりと与えます。地植えは高温期に、ハダニ対策として早朝にたっぷりと葉水を与えます。乾燥させすぎると、葉が固くなってしまうため、注意しましょう。
肥料のやり方
元肥に緩効性肥料を与えます。切り戻しや収穫の後に、お礼肥として水と一緒に液肥を少量与えます。
剪定方法
6月に花が咲き出すと、葉の成長が悪くなるため、その前に収穫を兼ねて高さを半分ほどに切り戻します。零れ種でどんどん増えるため、種を取る予定がない株は、切り戻してしまいましょう。
病害虫の予防法
日頃の観察が大切で、害が広がらないように早めの防除や対策を心がけて下さい。環境や種類選びによってもかなり減らすことができます。また、同一品種を多く植えるのではなく、いろいろな品種にハーブなどを加えて混植することも対策の一つです。
※害虫よけには、「ニーム核油かす」を適量お使い下さい。
(1.適材適所)
植物を健康に育てるためには、環境に適したものを植えることが大切です。 住んでいる地域の気候の特徴を考え、庭の日照、風通、排水性などを考慮し、無理なく育つ植物を選びます。
※排水性UPには「パーライト」をご使用下さい。保水性UPには「腐葉土」をご使用下さい。
(2.連作をしない)
同じ種類の植物を同じ場所に何年も植えていると、連作障害を起こすとともに、その植物に被害を及ぼす同一の病害虫の密度が高まります。
(3.水やり、肥料の過多(特にチッ素肥料))
軟弱に育ち、病気に対する抵抗力がなくなります。株間を適切にとり、切り戻しや間引きなどを行い、日当りと風通しを良くすることが大切です。
(4.花がらをこまめに摘み取る)
花がらが茎葉に付着した状態で雨に当たると、灰色かび病(ボトリチス病)を発生させます。花がらをつけておくと種がつき、株も消耗します。なるべく早く摘み取ります。
(5.雑草を放置しない)
雑草は風通しや株元への日照を妨げ、病害虫を発生しやすくするだけでなく、土壌の養分も横取りします。
増やし方
挿し芽、種まき、株分け




