● グリーンバードフラワーの品種の特徴

「グリーンバードフラワー」はオーストラリア内陸部の乾燥地帯を原産とするマメ科タヌキマメ属(クロタラリア属)の常緑低木です。「グリーンバードフラワー(Green Birdflower)」の名で世界的に知られ、まるで小さな緑色の鳥が枝にとまっているような非常にユニークな花を咲かせることで人気があります。
銀白色の細かな毛に覆われた枝葉は美しいシルバーグリーンとなり、乾燥地の植物らしい上品な雰囲気を楽しめます。春から秋にかけて咲く淡緑色の花は、翼を広げた小鳥そっくりの姿をしており、くちばしのように見える花弁や尾羽のような形まで再現された自然の芸術ともいえる植物です。
開花後にはマメ科特有のふくらんだ莢(さや)を形成し、熟すと乾燥して種子を散布します。乾燥や高温には非常に強く、ネイティブプランツや珍しい植物を育てたい方、コレクション性の高い植物を探している方にもおすすめです。
砂漠や海岸など過酷な環境に自生しますが、栽培時には水はけをよくしてください。花が咲き始めると1年に何度か開花します。10度以下になると枯死するため、熱帯以外では一年草として扱われることもありますが、10度以上を保つようにすれば冬越しが可能です。


小さな緑色の鳥が枝にとまっているようのグリーンバードフラワー


銀白色の細かな毛に覆われたグリーンバードフラワーの枝葉

学名
Crotalaria cunninghamii マメ科 クロタラリア属
別名
クロタラリア・カニンガミー
開花時期
春~秋 (四季咲き)
花色・大きさ・花形
香りの強さ
香りなし
収穫時期
6月~8月
果実の用途
採種用、観賞用
最終樹高
鉢植え:1m (常緑多年草)
最終葉張り
直立性でよく分枝します。
栽培用途
鉢植え、温室、観葉植物、コレクション
成長の早さ
早い
植栽適地
沖縄(鉢植えであれば、全国での管理が可能です。)
育てやすさ
★★★☆☆ 育てやすい
日照条件:日なた、耐陰性弱い、土壌酸度:弱酸性
耐寒性弱い(10度)、耐暑性強い、耐乾性強い
耐病害虫性
耐病性:普通 害虫:普通につく

グリーンバードフラワーの育て方


植え方・用土

基本的に日当たりの良い場所を好みます。土質はあまり選びませんが、水はけの良い土を好むため水はけが悪いようなら軽石やパーライトを混ぜ込みます。寒さに弱いので露地栽培は難しいです。温室で温度管理するか、鉢植えで10度以下になる場合は室内に取り込んで温度管理が必要となります。


水やり

鉢土の表面が乾いてから水やりを行います。多湿を嫌うため基本的に乾燥気味に管理します。冬は水やりを控えめにし、乾燥気味に管理してください。


肥料のやり方

マメ科植物のため多肥は不要で、肥料を与え過ぎると花付きが悪くなることがあります。


剪定方法

花後に枝先を軽く切り戻して樹形を整えます。強剪定は避け、風通しを良くする程度に管理します。


その他栽培や性質の注意点

乾燥には強い一方、多湿を嫌います。長雨や過湿による根腐れを防ぐため、水はけの良い場所で管理してください。寒さには弱いため、冬季は5℃以上を保つようにします。


その他豆知識

マメ科植物のため根には根粒菌が共生します。植え替え時には根を大きく傷めないよう注意してください。また、寒さと長雨には弱いため、冬季や梅雨時は雨を避けて管理すると安心です。


増やし方

種、挿木

【種まき時期】 4~6月
【発芽適温】 20~25℃
【発芽日数】 7~14日程度
※種子の鮮度や管理環境によって前後します。
【発芽率】 新鮮な種子では80~95%程度の発芽率が期待できます。硬い種皮を持つため、播種前に傷付け処理(スカリフィケーション)や熱湯に浸けて一晩置くことで発芽率がさらに向上します。(「熱湯処理」を行うことで、自然界の山火事のような環境を模倣し、発芽率を飛躍的に高めることができます。)

【種まきの方法】
種まき用土は、赤玉土小粒5:バーミキュライト3:軽石小粒2程度に配合した清潔で排水性・通気性に優れた用土、または市販の種まき用培養土を使用します。
播種前に紙やすりなどで種皮の一部へ軽く傷を付け、沸騰させたお湯を種にかけ、そのまま一晩(約24時間)浸しておきます。
種子が隠れる程度(約5mmくらい)覆土し、播種後はたっぷりと灌水してください。
種まき後は直射日光を避けた明るい日陰で20~25℃を維持します。屋外では雨の当たらない暖かい軒下、室内では育苗器や植物育成ライト下、明るい窓辺など温度を保ちやすい場所で管理してください。発芽までは用土を乾燥させず、発芽後は徐々に日光へ慣らして丈夫な苗に育てます。

【種子の保存方法】
密閉容器に乾燥剤とともに入れ、高温多湿を避けた5~10℃程度の冷暗所、または冷蔵庫の野菜室で保管してください。比較的保存性はありますが、発芽率を維持するためには購入後2年以内、できれば1年以内の播種をおすすめします。




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