
● コーデックス フォッケア ムルチフローラの品種の特徴
フォッケア ムルチフローラは、南アフリカからナミビアにかけて自生するキョウチクトウ科(旧ガガイモ科)フォッケア属の塊根植物(コーデックス)です。地中または地際に大きな塊根を形成し、そこから細いつるを長く伸ばして生育します。成熟した株では丸く肥大した塊根が迫力ある姿となり、コーデックス愛好家から高い人気を集めています。
種小名の「multiflora」は「たくさんの花を咲かせる」という意味があり、その名の通り生育期にはクリーム色から淡黄緑色の小さな花を数多く咲かせます。花にはほのかな芳香があり、つる性植物らしい繊細な葉との組み合わせも魅力です。つるは2~5m程度まで伸長します。
塊根は年数を重ねるごとにゆっくりと肥大し、独特の風格を備えていきます。塊根を少し見せて植え付けることで、自然の彫刻のような美しい樹形を楽しめます。
根元が丸く膨らんで像の足のようになる植物を塊根植物とかコーデックスと言います。
| 学名 |
| Fockea multiflora キョウチクトウ科 フォッケア属 |
| 開花時期 |
| 夏 |
| 花色・大きさ・花形 |
| クリーム色~淡黄緑色 |
| 最終樹高 |
| 鉢植え:m (非耐寒性落葉つる性) |
| 最終葉張り |
| つる性 |
| 栽培用途 |
| 鉢植え、温室、観葉植物 |
| 成長の早さ |
| 遅い |
| 植栽適地 |
| 沖縄(鉢植えであれば、全国での管理が可能です。) |
| 育てやすさ |
|
★★★☆☆ 育てやすい 日照条件:日なた、 耐寒性弱い(7度)、耐暑性強い、耐乾性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:普通 害虫:普通につく |
種子 【 コーデックス フォッケア ムルチフローラ】の育て方
植え方・用土
年間を通して日当たりと風通しの良い場所で育てます。生育期は十分な日光を確保すると塊根が充実し、つるも丈夫に育ちます。真夏の強い西日では葉焼けすることがあるため、30%程度の遮光を行うと葉を美しく保てます。
冬は5~10℃以上を保てる室内や温室で管理してください。植え替えは生育が始まる春に2~3年に1回程度行うのがおすすめです。
排水性・通気性に優れた用土を使用します。赤玉土小粒4:軽石小粒3:日向土2:腐葉土またはバーク堆肥1程度の配合や、市販のコーデックス・サボテン用培養土がおすすめです。
水やり
生育期は用土が完全に乾いてから鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えます。休眠期は落葉後に徐々に水やりを減らし、月に1~2回、塊根が極端に萎まない程度に軽く与えます。過湿は塊根腐敗の原因になるため注意してください。
剪定方法
つるは支柱やトレリスへ誘引すると美しく育ちます。塊根は地表に3分の1程度見せて植えると観賞価値が高まり、蒸れによる腐敗も防ぎやすくなります。
増やし方
種、挿し木(挿し木は根が膨らみにくい)
【種まき時期】 4~7月
【発芽適温】 25~30℃
【発芽日数】 7~21日程度 ※種子の鮮度や栽培環境によって前後します。
【発芽率】
新鮮な種子では70~90%程度の発芽率が期待できます。フォッケア属の種子は比較的発芽しやすい種類ですが、比較的寿命が短く、鮮度の低下とともに発芽率は下がるため、採種・購入後はできるだけ半年以内、遅くとも1年以内に播種することをおすすめします。
【種まきの方法】
種まき用土は、赤玉土小粒4:バーミキュライト3:軽石小粒3程度に配合した清潔で排水性の良い用土、または市販の種まき用培養土に軽石小粒を2~3割混ぜたものを使用します。
種子は播種前に25~30℃程度のぬるま湯へ6~12時間浸して吸水させると発芽が揃いやすくなります。
種子は寝かせて置き、5~10mm程度覆土します。播種後は霧吹きや腰水で十分に湿らせ、発芽までは用土を乾燥させないよう管理してください。
種まき後は直射日光を避けた明るい日陰で25~30℃を維持します。屋外では雨の当たらない風通しの良い軒下、室内では植物育成ライト下やレースカーテン越しの窓辺で管理すると発芽しやすくなります。
発芽後は徐々に日光へ慣らし、本葉が2~3枚展開したら乾湿のメリハリをつけながら育てます。
コーデックスの播き方
(1) 清潔な用土を用意します。
例:小粒の赤玉土と小粒の鹿沼土を同量で混合したもの。
(2) 硬い殻を持つ種子は、吸水しやすくするために軽く傷をつけます。
ただし、発根部分を傷つけたり深く削りすぎたりすると、発芽しない場合があるため注意してください。
(3) 種子を水、または殺菌剤を薄めた水に一晩浸します。
(4) 準備した用土の上に種子を置くようにしてまきます。
軽く土をかぶせても構いません。発芽後に植え替えることを前提としているため、種子同士の間隔は狭くても問題ありません。
(5) 発芽後、葉が展開してきたら一株ずつ鉢上げします。
その際、根を傷つけないよう丁寧に扱います。
※ 発芽までの期間は種によって異なります。個体によっては、播種から1年以上経ってから発芽する場合もあります。



