
● 耐寒性アガベ オバティフォリアの品種の特徴
アガベ・オバティフォリア(Agave ovatifolia)は、メキシコ原産の大型で美しいブルーグレーの葉を持つ多肉植物です。別名「クジラの舌(Whale's Tongue)」と呼ばれ、成長すると1.5mになります。耐寒性が非常に高く(-15~-12度)、関東以南の屋外で地植えできるため、ドライガーデンの主役として非常に人気があります。
白みがかったブルーグレーの丸みのある幅広の葉がロゼット状に展開します。アガベの中では比較的成長が早く、2~3年でかなりの迫力になります。
移植に強いものの、大きくなると葉のトゲが邪魔で植え替えをすることが困難になるので、最初に植え付け場所をしっかりと考えて植えてください。大きくしたくない場合は、下葉をこまめに切るようにすれば多少はコンパクトに抑えることができます。
アガベは「単子葉植物」でリュウゼツラン科の植物です。和名は竜舌蘭で別名「アガベ」。ランと名前についていますが、蘭の仲間ではありません。本当に珍しい植物なので、かなり高値で取引されています。
この植物の触れ込みが「約半世紀に一度しか花が咲かない」なんです!単純に半世紀などと言われていますが、実際には30~40年くらいに一度の花だそうです。かつては100年に一度咲くとも言われ、「センチュリープラント」の別名がつけられたんです。ちなみに花が咲くときは、茎が数メートルくらいグ~ンと伸び、花を付けるそうです。開花後はそのまま枯死してしまいます。子株を株分けして増やしておきましょう。
ただし注意点があります。葉には「トゲ」があるので、取り扱いには十分お気をつけ下さい。アロエに似ているだけあってメキシコなどに自生するそうです。そして食用や繊維食物としても使われるそうです。
暖地では庭植えもできるアガベを耐寒性アガベとしております。ただし、過湿と寒さでの凍結を避けるようにして育ててください。
| 学名 |
| Agave ovatifolia リュウゼツラン科 リュウゼツラン属 |
| 別名 |
| クジラの舌、ホエールタン、リュウゼツラン |
| 花色・大きさ・花形 |
| 黄緑色・・円錐形(花茎は4m近くに伸びる) |
| 最終樹高 |
| 地植え:m ~ 0.9m 鉢植え:m ~ 0.9m (常緑多年草) |
| 最終葉張り |
| 1.2m ~ 1.5m ロゼット状 |
| 栽培用途 |
| 地植え、鉢植え、観葉植物、ドライガーデン |
| 成長の早さ |
| 早い |
| 植栽適地 |
| 関東以南~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
|
★★★☆☆ 育てやすい 日照条件:日なた、 耐寒性強い(-12度)、耐暑性強い、耐乾性とても強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんど出ない 害虫:ほとんどつかない |
種子【アガベ オバティフォリア】の育て方
植え方・用土
基本的に植え付けは10月~入梅までに行います。0度を下回ることがある地域では鉢植えで管理します。用土は通気性と排水性の良い多肉植物用の培養土で大丈夫です。
地植えの場合は、花ひろば堆肥「極み」を使って植えていただくと良いでしょう。湿気を極端に嫌うため、土を盛り上げて高植えにします。
根詰まりすると生育が止まり、葉が黄色く変色して枯れ混んできます。ですので鉢植えの場合は2年に一度くらいの頻度で植え替えてください。基本的に日向を好むため、冬に室内に取り込むときも日が当たるような場所が望ましいのですが、真夏の直射日光には弱いので半日陰で管理してあげましょう。
水やり
リュウゼツランの育て方のポイントは、とにかく「過度な水やりを控える」です。水やりは土の表面が完全に乾いてから与えてください。春と秋は土の表面が乾いてから、1週間に1回程度を目安に与えます。夏と冬は乾燥ぎみに育てます。水やりは控えます。
肥料のやり方
肥料は20cm以上になってから緩行性の化成肥料を4月から10月の間、2ヶ月に1度くらいの頻度で株まわりに一握り程度与えてください。
病害虫の予防法
病害虫はあまり心配いりません。まれに葉にカイガラムシが発生することがあります。春過ぎに予防のための消毒を散布すると尚良いでしょう。
育て方のまとめ
春から秋に掛けては戸外で管理してもOK。ただし夏の直射日光に若干弱いので、葉焼けするようであれば半日陰や日陰で管理して下さい。
冬は基本的に室内で管理します。耐寒温度は0度。寒さには比較的強い観葉植物ですが、霜に当たれば枯れてしまいます。暖地であれば戸外でも越冬は可能です。
増やし方
種まき
春~初夏が発芽適期です。
種の発芽適温は25~30度で、発芽日数は15~30日くらいです。
【種まきの方法】
カビ予防のために殺菌剤を使用することをおすすめします。
清潔な多肉植物用の土(鹿沼土3:風用土7)に種子を土に軽く押し込むようにし、土はかけずに光が入るようにしておきます。土が乾かないように霧吹きで湿らせます。プラスチックの蓋をかぶせておき、光を当てて管理します。霧吹きで湿度を適度に保ちます。
発芽したら徐々に風通しを良くして乾かし気味にします。幼苗時は直射日光は避けてください。




