● タニウツギ トリロジーの品種の特徴

「トリロジー」の花は、咲き始めの白色がすぐにピンクに変わり、最後は赤になります。同じ株の中に3 色の花色の組み合わせを見ることができるとてもユニークなタニウツギ(ワイゲラ)です。

タニウツギ(ワイゲラ)は本州の日本海側に分布し、和名の由来は谷などに多く自生していることによります。若芽はヨモギの代わりに食用にされることもあるようです。ウツギと名はつけられていますが、ノリウツギやウツギ、ミツバウツギとは異なり、スイカズラ科に属します。日本原産の落葉低木樹。北海道から山陰地方の日本海型気候の多雪地の日あたりの良い谷沿いや斜面に多く見られます。初夏に枝いっぱいに花をつけることから庭木としても人気がある樹種です。日本の暮らしに密着しており、イワシバナ、ガザキ、火事花、ガザなど100を超える地方名があります。暑さに極めて強く、耐寒温度も-30度と非常に強健な花木です。

学名
Weigela florida スイカズラ科 タニウツギ属
別名
ワイゲラ、ウェイゲラ
開花時期
春~初夏
花色・大きさ・花形
白→ピンク→赤・小花(2cm位)・漏斗型の小花
最終樹高
地植え:2m ~ 5m (落葉低木)
栽培用途
庭木、生垣、トピアリー、盆栽、コケ玉、寄せ植え、ロックガーデン
成長の早さ
早い (60cm/年)
植栽適地
北海道南部~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能)
育てやすさ
★★★★★ 初心者に超おすすめ
日照条件:日なた、耐陰性強い、
耐寒性強い、耐暑性強い
耐病害虫性
耐病性:強い 害虫:普通
花言葉
豊麗(豊かで美しい)

ワイゲラ| トリロジー PW3.5号ポット苗の育て方


植え方・用土

基本的に移植や植え付けは10月~入梅までに行います。日当たり、水はけの良い肥沃な土壌に植えて下さい。堆肥や完熟の腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。
鉢植えでも大丈夫です。日当たりを好みますが、西日の強くあたる乾燥しやすい場所よりは、半日陰のほうが葉が傷みにくいです。適期以外に植えつける場合は根をいじらないようにそっと植えます。


水やり

地植えの場合は根が張れば基本的に不要ですが、夏の高温期や雨が降らない日が続くようなら水やりをしてあげましょう。鉢植えの場合は土が乾いたら適宜水をあげます。


肥料のやり方

庭植えではほとんど肥料は必要ありません。2月ごろに寒肥として油かす腐葉土堆肥を株周りに穴を掘り与えます。


花芽の付き方

タニウツギは春の開花後、あまり間を置かずに夏から秋にかけて翌年の花芽が出ます。


剪定方法

タニウツギは自然に樹形がコンパクトにまとまります。3~5年に一度、新しい枝の成長を促すため晩春の花が咲き終わった後に、古枝を剪定しましょう。


病害虫の予防法

葉が茂り風通しが悪いとうどん粉病になることがあります。適宜透かし剪定をするなどして、葉が込み合わないように手入れします。また、アブラムシが付くことがありますので、こまめなチェックが必要です。アブラムシを見つけたらたくさんついた葉は取り除き、アブラムシ用の薬剤を散布します。




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