● タケ クロチクの品種の特徴
クロチクの一番の特徴は、ツヤのある黒い幹です。しかし、クロチクは生えてきたときから黒いわけではありません。最初は普通のタケのように緑色をしており、2年かけて美しい黒色に変化していきます。寒くなるにつれ幹に黒い点々ができ、やがて真っ黒になります。棹の色や模様には個体差があり、日当たりがいい方が黒くなると書いてあるサイトもあれば、日陰の方が色づくとされるサイトもあるためよくわかりませんが、冬の寒さが一つのポイントであることは間違いなさそうです。
クロチクは、日本に自生している淡竹や呉竹の変種で、耐寒性が強いです。春のタケノコは美味しくいただけます。花は60~120年周期で開花するので、めったに見られません。
学名 |
Phyllostachys nigera Munro イネ科 マチク(真竹)属 |
最終樹高 |
地植え:3m ~ 5m 鉢植え:1m ~ 2m (常緑多年草) |
最終葉張り |
2m ~ 3m |
栽培用途 |
鉢植え、盆栽、目隠し、生垣、花壇、街路樹 |
成長の早さ |
普通 (20cm/年) |
植栽適地 |
東北南部~沖縄 |
育てやすさ |
★★★★★ 初心者に超おすすめ 日照条件:日なた~半日陰、 耐寒性普通、耐暑性強い、耐乾性やや弱い |
耐病害虫性 |
耐病性:普通 害虫:普通につく |
花言葉 |
節度 |
黒竹 (クロチク) 鉢植え 大苗の育て方
植え方・用土
タケの一種ですので、庭植えにする場合は根域制限バッグなどを施して必要以上に広がらないように注意します。鉢植えでの管理が無難です。半日陰でも育ちますが、幹を美しい黒色にしたい場合は、日当たりが良いところで管理しましょう。特に土質を選ばないので、一般的な培養土で十分です。
水やり
乾燥に弱いため表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。水切れにしやすいので夏の高温期は半日陰に移動させた方が無難です。乾燥がきになる場合は、適宜葉水をあげてください。
肥料のやり方
植え付け時に培養土をしていれば特に追肥は必要ありません。
剪定方法
6~7月頃に好みの高さで剪定します(芯止めです)。枝の剪定は、緑色の枝は3~4月ごろ、黒色の枝は6~7月ごろがいいようです。下の枝を眺めにしていくと見栄えが良くなります。
増やし方
タケノコで簡単に株分けできます。