

● シナノキ シナノキの品種の特徴
「シナノキ」は日本の固有種で材はベニヤ、樹皮の繊維は布や和紙の原料などに利用されてきました。曲げに強い木材で工芸品などにも広く使われています。また、花からは良質なはちみつが取れ、近縁種である菩提樹の名にちなんで菩提樹のはちみつとして売り出しているところもあります。
北海道では街路樹や公園樹として利用されています。
| 学名 |
| Tilia japonica アオキ科 シナノキ属 |
| 別名 |
| ヘラノキ、サドシナノキ |
| 開花時期 |
| 6~7月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 白・小輪咲き(1cm位) |
| 最終樹高 |
| 地植え:20m ~ 30m (耐寒性落葉高木) |
| 栽培用途 |
| 庭木、街路樹、公園樹など |
| 植栽適地 |
| 北海道~九州 |
| 育てやすさ |
|
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた~半日陰、耐陰性強い、 耐寒性強い、耐暑性強い、耐乾性やや弱い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない |
| 花言葉 |
| 夫婦愛 |
シナノキ|ポット苗の育て方
植え方・用土
基本的に移植や植え付けは11月~入梅までに行います。
水はけの良い、肥沃な土壌に植えます。土質はあまり選びません。堆肥を混ぜた土に植えてください。鉢植えでは花ひろば培養土「和み」か果樹の土に植えます。
日当たりを好みますが、2~3時間の日光で大丈夫。半日陰でも生育は良好です。乾燥防止のマルチングがおすすめ。
水やり
雨が当たる場所に植えてある場合は水やりは必要ありません。
よほど乾く場所や雨が何日も降らない場合は、たっぷりと水を与えます。
肥料のやり方
開花前に寒肥として油かすと腐葉土や堆肥を株周りに穴を掘り与えます。
また8~9月に油かすと化成肥料を2握り程度与えます。
剪定方法
ほとんど必要なく、自然に樹形が整います。樹形を乱す枝を取り除く程度です。剪定をする場合は冬にお願いします。樹高を低くする場合は間引き剪定をし、短く切りとめます。
病害虫の予防法
バラ科の樹種のわりに病害虫はほとんどつきません。アブラムシが新芽につくことがあるので、春と秋に消毒してください。




