新芽が赤く色づきます

● ホザキナナカマド セムの品種の特徴

赤い新芽がかわいらしい。冬が終わるころに赤いイソギンチャクのような形の新芽が他の木々より先駆けて展開します。穂咲きナナカマドは新芽が赤実を帯びています。葉はナナカマドに似ていますが、細長くてやや小さいです。セムはホザキナナカマドの中でも小型の改良種で樹形はコンパクトにまとまります。
初夏~夏にかわいらしい白の小花を咲かせます。花が満開時よりも蕾の時のほうがかわいらしいです。かき氷がこぼれ落ちるような感じです。おしべが花弁の外側に飛び出るのが特徴で、ニワナナカマドと区別できます。暑い夏に涼し気な花を咲かせてくれます。秋は黄葉します。
とても丈夫で日あたりから日陰まで育ちます。土質も選びません。刈り込みにも強いです。

ナナカマドに似た葉を持ち、穂状の花が咲くため「ホザキナナカマド」の属名が付けられました。紅葉や鮮やかな実は楽しめませんが、初夏にはシモツケによく似た白花が楽しめます。コンパクトに成長するため庭木としてはナナカマドよりも手入れがしやすいのも魅力です。
ニワナナカマド(チンシバイ)に似ていますが別の種類です。花のオシベが花弁より短いほうがニワナナカマド、長いほうがホザキナナカマドです。

学名
Sorbaria sorbifolia バラ科 ホザキナナカマド属
別名
穂咲七竈
開花時期
6月~8月 (返り咲き)
花色・大きさ・花形
白・極小輪咲き(0.5cm位)・小花が集まって咲く
最終樹高
地植え:0.5m ~ 1m 鉢植え:0.5m ~ 1m (耐寒性落葉低木)
最終葉張り
0.3m ~ 1m 
栽培用途
鉢植え、庭植え、、花壇、切り花、工場緑地帯、学校、公園、ゴルフ場など
成長の早さ
普通
植栽適地
北海道~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能)
育てやすさ
★★★★★ 初心者に超おすすめ
日照条件:日向~半日陰、耐陰性やや強い、
耐寒性普通、耐暑性強い
耐病害虫性
耐病性:強い 害虫:ほとんどつかない
花言葉
怠りない心

ホザキナナカマドの育て方


植え方・用土

基本的に移植や植え付けは11月~入梅までに行います。適期は10~2月ごろです。水はけの良い、肥沃な土壌に植えます。植え付けの際は鹿沼土と堆肥を配合した土に植えましょう。やせ地でも結構育ちます。


水やり

夏の暑い時期は水切れをおこしやすいので、水をたっぷり与えてあげてください。


肥料のやり方

肥料は1月ごろに寒肥として油かすと堆肥を株周りに埋め込みます。5月中旬に油かすと化成肥料を少々お礼肥えとして与えます。(当店植栽のものは肥料なしでも結構咲いてます。)


花芽の付き方

その年に伸びた枝先に花芽ができます。


剪定方法

剪定は花の直後に込み合う枝を間引く程度に整えます。木を小さくするために強めの剪定もできますが、春~夏は強い剪定をすると花が咲かなくなるので控えます。


病害虫の予防法

病害虫はほとんど見られません。時々ついていれば、消毒や駆除してください。




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