

● モクセイ ギンモクセイの品種の特徴
金木犀(キンモクセイ)は銀木犀(ギンモクセイ)の変種と言われています。そのためモクセイと言えば、一般的にはギンモクセイのことを指すとも言われています。
ギンモクセイは10月頃に白い花を咲かせる常緑の小高木です。キンモクセイは小さな花が密集しているような咲き方をしますが、ギンモクセイは小枝の先端に1つずつ咲かせるのが特徴です。また、キンモクセイに比べて花の数は少なく、キンモクセイのような強い香りはありません。香りは似ていますが、淡くほのかに香る程度。近くに行かないと感じない優しい香りです。
葉は7~15cm程度、厚みがあり全体あるいは先端に小さな鋸歯があります。
丈夫で育てやすいので、庭木や生垣、シンボルツリーにも利用されます。
別名:木犀(モクセイ)、ガンケイ、ぎんもくせい
モクセイ類は病害虫に強く常緑性なので生垣にも適し、縁起木として植えられることも多い私たちになじみの深い樹木です。特に結婚や金婚式の記念樹として好まれます。
| 学名 |
| Osmanthus fragrans var. fragrans モクセイ科 モクセイ属 |
| 別名 |
| 木犀(モクセイ)、ガンケイ、ぎんもくせい |
| 開花時期 |
| 9月~10月頃 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 白 |
| 香りの強さ |
| 微香 |
| 最終樹高 |
| 地植え:2m ~ 3m 鉢植え:1m ~ 2m (常緑小高木) |
| 最終葉張り |
| 1m ~ 2m |
| 栽培用途 |
| 庭木、シンボルツリー、街路樹、鉢植え、生垣 |
| 成長の早さ |
| 普通 (40cm/年) |
| 植栽適地 |
| 南東北~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
|
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:半日陰、 耐寒性やや弱い(-10度)、耐暑性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:強い 害虫:ほとんど出ない |
| 花言葉 |
| 初恋、高潔、あなたの気を引く |
ギンモクセイの育て方
植え方・用土
基本的に植え付けは4月~入梅までか秋に行います。寒地では春植えをおすすめします。
水はけの良い肥沃な土壌を好むので、堆肥や完熟の腐葉土をすきこみ、浅めに植え付けします。日当たりが良い方が花付きはいいのですが、直射日光が強すぎると葉焼けを起こすため、半日陰での管理がオススメです。
地植えしたキンモクセイは、移植には向かないので避けます。鉢植えで管理する場合は根詰まりを起こしやすいため、2~3年に一度、鉢替えを行います。
水やり
地植えの場合、植え付け直後や真夏の高温期以外は特にあげる必要はありません。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いていたらたっぷりと与えます。
肥料のやり方
2月ごろに寒肥として油粕と腐葉土や堆肥を株周りに穴を掘り与えます。
花芽の付き方
春から夏にその年の秋に咲く花芽がつきます。
剪定方法
放任して育てても自然な樹形になりますが、こまめな剪定でコンパクトに楽しむことができます。刈り込みにも強く、剪定は花が終わった直後か3~4月がベスト。冬の剪定は控えめに。
風通しが悪いとハダニやカイガラムシが発生するので、適度に枝葉を間引いて風通し良くしてあげてください。
病害虫の予防法
病害虫はあまりつきませんが、害虫はカイガラムシやハダニ、ハマキムシなどが発生することがあります。風通しが悪いと発生しますので、混み合った枝を間引きして風通しを良くしましょう。
病気は褐斑病があります。褐色の小さい斑点ができて、病気が進行すると同心円状に斑点が広がっていきます。見つけたら枝ごと切り取り、薬剤散布しましょう。
増やし方
挿し木、取り木




