

● タスマニアマキ ブルージェムの品種の特徴
「ブルージェム」は常緑樹であるマキの仲間で、比較的新しい園芸品種です。マットな質感のブルーがかった細い葉が繊細な印象。寒さ暑さに強く、常緑で育て易く、冬のお庭でも素敵な葉を楽しめます。
「タスマニアマキ」はイヌマキやナギノキに近い属に分類されるようで、まだわずかしか出回っていません。オーストラリアのタスマニア、ニューサウスウェールズ州の高地1,800mくらいの岩の露出した場所でみられ、 強風よって岩の上にカーペット状の樹形を形成します。通常は低成長で、オーストラリアアルプスでは1 mを超えることはめったにありません。晩秋~冬に赤い小さな実ができ、鳥や有袋類のえさになりますが哺乳類には毒になり食べることはできません。
| 学名 |
| Podocarpus lawrencei (alpinus) ‘Blue Gem' マキ科 マキ属 |
| 別名 |
| ポドカルプス ブルージェム |
| 最終樹高 |
| 地植え:0.8m ~ 1.5m 鉢植え:0.8m ~ 1.5m (常緑低木) |
| 栽培用途 |
| 鉢植え、盆栽、庭木、花壇、地植え |
| 植栽適地 |
| 日本全国 |
| 育てやすさ |
|
★★★★★ 初心者に超おすすめ 日照条件:日なた、耐陰性強い、 耐寒性強い(-15度)、耐暑性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:強い 害虫:ほとんどつかない |
タスマニアマキ|ブルージェム 7号ポット苗の育て方
植え方・用土
基本的に植え付けは10月~入梅までに行います。乾燥に気をつければ夏場の植え付けも耐えます。日当たりの良い水はけの良い肥沃な土壌に植えます。土質は選びませんが、乾燥を嫌うので『花ひろば堆肥極み』や完熟の腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。鉢植えでも大丈夫です。
水やり
地植えの場合は水やりの必要はほとんどないですが、高温や乾燥がひどい場合はお水をあげて下さい。鉢植えの場合は、土の表面が乾いた時にたっぷり水やりをします。
肥料のやり方
開花前の2月に寒肥として油かすと腐葉土や『花ひろば堆肥極み』を株周りに穴を掘り与えます。
剪定方法
放任して育てても自然な樹形になります。刈り込みにも強く、剪定は6~7月と10~11月に不要枝を間引く剪定と葉先を整える刈り込み剪定を行います。※生垣での植栽間隔は30cm間隔をお勧めします。 生垣では刈り込んで仕立てていきます。
【生垣の作り方はこちら】
病害虫の予防法
害虫はつきにくいかと思いますが風通しの悪い環境ではアブラムシ、ハマキムシ、カイガラムシがつくことがあります。





