


● ドラセナ ドラコの品種の特徴
「ドラコ」は葉が肉厚で短く、幹を切ると赤い樹液が出るため「竜血樹(blood tree)」とも呼ばれています。また、樹齢数千年の木もあることから、「長寿の木」としても知られています。希少種で流通量が少なく絶滅の危機に瀕している品種として紹介されることもあるようです。
「ドラセナ」とコルジリネは混同されがちですが、ドラセナは細長く柔らかな質感の葉を持つ品種が多いようです。寒さや直射日光に弱く、花もとても小さいため、室内での観葉植物として利用されます。生長が極めてゆっくりのため、枝分かれするのは10年に一度程度と言われています。
| 学名 |
| Dracaena draco ドラセナ科 スズラン属 |
| 別名 |
| ドラゴンツリー、リュウケツジュ、竜血樹 |
| 最終樹高 |
| 地植え:0.4m ~ 4m 鉢植え:0.4m ~ 2m (常緑多年草) |
| 栽培用途 |
| 鉢植え、寄せ植え、花壇 |
| 成長の早さ |
| 遅い (20cm/年) |
| 植栽適地 |
| 九州~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
|
★★★☆☆ 育てやすい 日照条件:日なた~半日陰、 耐寒性弱い(5度)、耐暑性普通、耐乾性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:強い 害虫:普通につく |
| 花言葉 |
| 幸福な交際 |
ドラセナ|ドラコ 鉢苗の育て方
植え方・用土
日当たりの良い水はけの良い肥沃な土壌に植えます。日陰でも育てることは可能ですが、日当たりが悪いと葉色の透け感がなくなります。生育が旺盛なため、鉢植えで管理する場合は毎年植え替えが必要です。
水やり
真夏の高温期は毎日水やりを行います。冬は生育が止まるため、乾燥気味に管理し、気温が下がる夜や夕方の水やりを避けます。
肥料のやり方
3月、6月、9月ごろに鶏ふんと腐葉土や花ひろば堆肥“極みなど緩効性肥料を株周りに穴を掘り与えます。
肥料が切れると葉色が悪くなります。
剪定方法
成長は遅く、幹のてっぺんから葉が出るのでほとんど剪定は必要ありません。春、5月ごろ冬に痛んで汚れた葉を生え際から切る程度。樹幹頂部をバツンと切ると枯れてしまいやすく注意。
その他豆知識
見た目の通りは寒さは少し苦手です。2005年末の三重県の大雪の際、雪をかぶって葉が灰色にへたりました。しかし、葉を付け根で切り戻しをしたら、夏には新しい葉に生え変わりの術!寒さでは枯れません。暖地では庭上でも大丈夫です。冬の寒さで葉が痛んだら、葉の付け根で切り戻しの術!
※切り戻すときは葉の付け根から切り、幹の先端は切らないこと。幹の先端をバツンとやったら、新芽を出さずに枯らした経験アリです
病害虫の予防法
ハダニが着くと一気に生育不良になるため、葉が乾燥しすぎないように高温期は時々葉水をします。
増やし方
葉が生え変わりながら幹がにゅーっと伸びます。幹がのびないようにする方法は今のところわかりません。幹を伸ばしたくない場合は、挿し木による株の作り直しをおすすめします。
方法は、新しい葉のでている先端の部分を葉が7~10枚付いているあたりで切り取ります。葉が長くて邪魔なようでしたらひもで圧迫しない程度にまとめておきます。新しい土に切った部分を挿しておきます。根が出るまで早くて1ヶ月ほどかかりますので、その期間は直射日光の当たらない明るい場所で管理してください。根が出てきたら明るい場所に移動させます。葉をまとめていた場合はこの時にひもをほどきます。




