● ユンカス ラセンイの品種の特徴

「ラセンイ」は畳表に使用されるイグサの突然変異で生まれた品種で、茎がらせん状に巻いているのが特徴です。

ユンカスはイグサ科の多年草で、主に湿地や水辺に自生する植物です。
細く真っ直ぐに伸びる茎が特徴的で、全体的に涼しげな印象を与えます。種類によって茎の太さや色合いが異なり、青緑色や淡い緑色を楽しむことができます。花自体はとても控えめで、装飾性は高くありません。花は地味ですが、穂のように房状にまとまるので、近くで見ると野趣があります。
観賞用として庭やビオトープ、水鉢などに植えられることが多く、ナチュラルガーデンや和風の景観にもよく調和します。茎が密に立ち上がる姿が美しく、群生させると自然な雰囲気を演出できます。
乾燥に弱い一方で、寒さには比較的強く、丈夫で育てやすい性質があります。冬から春は一部が枯れ込んだり、株元近くで葉が黄色くなることがあります。その場合は春に古い部分を刈り取ると新芽がきれいに伸びてきます。

学名
Juncus effusus 'Spiralis' イグサ科 イグサ属
別名
ユンクス・スパイラリス、スパイラル、螺旋藺
開花時期
6~7月
花色・大きさ・花形
茶褐色・・房状
最終樹高
地植え:m ~ 0.7m 鉢植え:m ~ 0.7m (耐寒性常緑多年草)
栽培用途
鉢植え、地植え、寄せ植え、カラーリーフなど
植栽適地
関東以西~沖縄
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日なた~半日陰、
耐寒性強い(-10度)、耐暑性強い、耐乾性弱い
耐病害虫性
耐病性:普通 害虫:普通

ユンカス|ラセンイ(スパイラル) ポット苗の育て方


植え方・用土

日当たりの良い場所から半日陰を好みます。水分を多く必要とするため、常に土が湿っている環境を保つと元気に育ちます。ビオトープや池の縁、水辺の植え込みに適しています。ビオトープや池に植える場合は、赤玉土や荒木田土など、しっかり根が張る用土を用いると安定しやすいです。鉢植えの場合は果樹の土に腐葉土や赤玉土を混ぜると良いです。
土が凍結すると株が傷むことがあるため、寒さが厳しい地域では鉢を軒下や無加温の室内に移すか、鉢ごと土に埋めて保護すると安心です。


水やり

乾燥には弱いので、水切れしないよう注意してください。湿地性のため、通常の鉢植えでも受け皿に水をためると乾燥防止になります。


剪定方法

古い茎や枯れた部分は適宜刈り取り、株をきれいに保つと美しい姿を長く楽しめます。




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