


● ウラジロガシの品種の特徴
ウラジロガシはその名の通り、葉の裏側が白色をした珍しい樫の木で、市場にもあまり出回っていない希少な植物です。葉の裏が白くなるのはろう質の分泌によるもので、落ち葉になっても白みが残る面白い特徴を持っています。葉の先が尾状に伸びて鋭くとがっています。
生長がとても早く、枝先が分枝して密生するので、生垣を作るのに適しています。大きく育つ広葉樹の為、定期的な切り戻しが必要ですが、強剪定にも良く耐えるので心配いりません。 乾燥にも強く、日向から日陰まであらゆる環境に適応し、病害虫・大気汚染・塩害にも強い丈夫な木なので安心して育てていただけます。
雌雄同株ですので、初夏に咲いた雌花は翌秋にどんぐりを実らせます。雌花は枝先に咲くので、生垣として剪定を繰り返す場合は難しいかもしれませんが、シンボルツリーとして大きめに育てる場合は、秋に実るどんぐりもお楽しみください。
古くから、ウラジロガシの葉っぱは民間療法に使われてきました。葉を乾燥させてお茶にしたり、入浴剤としても利用されています。
別名:ホソバガシ、カシノキ、シロガシ、うらじろがし
| 学名 |
| Quercus salicina ブナ科 コナラ属 |
| 別名 |
| ホソバガシ、カシノキ、シロガシ、うらじろがし |
| 開花時期 |
| 4~5月頃 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 黄緑 |
| 収穫時期 |
| 9~11月頃 |
| 果実の大きさ |
| どんぐり(1.5cm~2cm) |
| 最終樹高 |
| 地植え:15m ~ 25m (常緑高木) |
| 最終葉張り |
| 直立 |
| 栽培用途 |
| 生垣、シンボルツリー、庭植え、公園、街路樹 |
| 成長の早さ |
| とても早い |
| 植栽適地 |
| 東北南部以南 |
| 育てやすさ |
|
日照条件:日なた~日陰、耐陰性やや強い、 耐寒性やや弱い、耐暑性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんど出ない 害虫:ほとんどつかない |
ウラジロガシ(裏白樫)の育て方
植え方・用土
植付けの適期は4月~5月と9月~10月頃です。日当たりの良い場所が好みです。土質は赤玉土に腐葉土を混ぜた一般的なもので大丈夫です。植え付けは根を浅めに植え付けて、緩効性化成肥料を与え、たっぷり水やりをしましょう。
水やり
根付くまでは表面が乾いたら水やりをしましょう。根付いてからは降雨で問題ありません。
肥料のやり方
肥料は2月頃に寒肥として、油かすと腐葉土か堆肥を混ぜて、根に当たらないように株の周りに穴を掘って埋めましょう。
剪定方法
ウラジロガシは、放置しても自然と樹形は整いますが、大きさを抑えるためには定期的な剪定が必要です。ウラジロガシは剪定に強く、成長も早く、しっかりと芽吹きます。
剪定の適期は11月~12月頃です。高さを抑えて、邪魔な枝を間引く程度でも問題ありません。



