● グレビレア プーリンダクイーンの品種の特徴

「プーリンダクイーン」はオーストラリアで交配により作出された園芸品種で蜘蛛のような不思議な形の花を咲かせます。オーストラリアでは古くから育てられている品種で、小さめで艶のある濃緑色の葉に鮮烈な赤い花が特徴です。比較的大きくなるので、シンボルツリーとしてもインパクトがあります。

「グレビレア(グレヴィレア)」・・・この名前の園芸品種ご存知ですか?すみません・・・初耳です、って方もいらっしゃると思います。そうなんです、国内ではまだこの「グレビレア」流通が少なく、珍しい花木。オーストラリアやパプアニューギニアを中心に多くの品種が存在している「グレビレア」。葉の色や形、花の色彩や花姿などいろんな品種があり、約250種類もあると言われています。一見ブラシのような花が魅力で、近年ガーデニングや寄せ植えにも人気があります。カットした花木はフラワーアレンジメントでも楽しんでいただけます。
暑さ寒さにも強く、霜の当たらない所であれば屋外や地植えも可能です。土の乾燥にも弱くはないですが、夏場は水やりに注意が必要です(土が乾いたらたっぷりお水をあげてください)。生育が早く育てやすい園芸品種で、生垣にも最適です。今までにないオシャレな洋風の生垣も作れます。日光が大好きなので日当りのいい場所を好みますが、花が咲いた時は直射日光下よりも日陰の方が花期を長く楽しめるそうです。

「ラベンダーグレヴィレア」は、南オーストラリア原産の常緑低木で、自生地によってサイズや樹形などが異なる固有種が見られるバラエティーに富んだ植物です。葉の姿や色がハーブのラベンダーに似ていることからその名が付けられました。ローズマリーグレヴィレアと違って葉は柔らかくあたっても痛くありません。比較的乾燥気味の環境を好みます。

学名
Grevillea 'Poorinda Queen' ヤマモガシ科 グレビレア属
別名
スパイダーフラワー
開花時期
5~10月
花色・大きさ・花形
最終樹高
地植え:2m ~ 3m 鉢植え:1m ~ 2m (常緑低木)
栽培用途
地植え、鉢植え、記念樹、生垣など
植栽適地
関東以南~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能)
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日なた~半日陰、
耐寒性やや弱い(-4度)、耐暑性強い
耐病害虫性
耐病性:ほとんど出ない 害虫:ほとんどつかない
花言葉
あなたを待っています、情熱、平和

グレビレア |プーリンダクイーン ポット苗の育て方


植え方・用土

基本的に移植や植え付けは4、5月頃か10、11月頃に行います。あまり乾燥しない肥沃な土壌に植えてください。 過湿を嫌うため排水性のよい土壌を好みます。堆肥や完熟の腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。寒さに弱いため寒冷地では鉢植えで管理しましょう。鉢植えで管理する場合は、2年に一度花期が終わった後に、鉢替えを行い根を整理します。


水やり

過湿を嫌う一方、水切れで枯れやすい植物です。特に、夏の暑い時期は水切れを起こしやすいので、たっぷり水を与えてあげてください。


肥料のやり方

肥料は開花後と秋に化成肥料を少なめに与えます。冬は肥料を与えないようにします。生育が良いときは控えめにします。


剪定方法

剪定せずに放任しても美しい自然樹形を作ります。古い枝や枯れ込んだ枝は生え際で切ります。茂りすぎると下枝が日照不足で枯れ込みますので、適度に枝を間引いて樹冠内部まで日差しが入るようにすると下枝の枯れ込みも減ります。強めの剪定でもよく芽吹きますので、こまめに刈り込んでスタンダード仕立てでもおしゃれです。


病害虫の予防法

病害虫はほとんど見られません。近年の気候変化で発生する年もあるようです。発生したら消毒及び駆除しましょう。




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