● ブナの品種の特徴

ブナはその雄大で美しい姿から森の女王と言われます。
ブナの林に風が通り抜けるとき、「ブーン」という音がすることから、「ブーンと鳴る木」→「ブナの木」がその名の由来です。
樹皮は灰白色できめが細かいのが特徴。
ブナの花は5月頃開花しますが、4~5年に1回ほどしか咲かないので、とても貴重です。
ブナの実はトゲのある殻に包まれていて、味はクルミに似ています。
若木はいわゆる「陰樹」で、日照が多すぎるところよりも半日陰程度の場所を好んでのんびりと育ちます。成木になると日向を好むようになります。
別名:白橅(しろぶな)、橅の木(ぶなのき)、ソバグリ、ソバノキ、ぶな

ブナは生育地によって葉の大きさや樹皮などに違いがあるため、その土地の名前をつけられることもあります。好む生育環境にも個体差があり、日本海側のブナは乾燥に弱かったり、太平洋側のブナは乾燥に強く葉や実が小さいなどの様々な違いが出るようです。

学名
Fagus crenata ブナ科 ブナ属
別名
白橅(しろぶな)、橅の木(ぶなのき)、ソバグリ、ソバノキ、ぶな
開花時期
4~5月
最終樹高
地植え:10m ~ 30m (落葉高木)
成長の早さ
遅い
植栽適地
北海道中南部
育てやすさ
日照条件:半日陰、
耐寒性強い、耐暑性普通
耐病害虫性
 害虫:普通

ブナの育て方


植え方・用土

12月~3月が植え付け適期。ただし土が凍るような寒い時期は避けます。
葉っぱが出て根が動き出してから植え付けや植え替えをすると、生育不良を起こすので注意してください。
用土は、水はけのよいものであれば土質は選びません。鉢植えの場合、市販されている一般的な培養土を使います。
ブナは苗のうちは暑さに弱く、夏に枯れ込んでしまいやすいです。2年以内の苗は鉢植えにして、直射日光の当たらない半日陰で管理します。


水やり

地植えは、自然に降る雨任せで大丈夫です。夏場に日照りが何日も続くようなら水やりしてください。
鉢植えは、土が乾いたら鉢底から溢れ出るくらいたっぷり水やりしてください。


肥料のやり方

ほとんど必要ありません。


剪定方法

剪定は落葉時期の冬にします。枯れた枝を落とし、変な方向にのびた枝を落とし、形を整えます。枝分かれしたところで切りましょう。
ノコギリじゃないと切れないような太い枝をバッサリと切ると、そこから腐りやすいので気をつけてください。




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