
● ビバーナム キリマンジャロサンライズの品種の特徴
「キリマンジャロサンライズ」は、ジャパニーズスノーボールと呼ばれる日本原産の強健品種が海外で改良された園芸品種です。初夏には雪を思わせる白い花、夏にはルビーのような真っ赤な実、秋が深まるにつれ実は光沢のある黒色に変化します。さらに、夏の終わりにはピンク色の花が返り咲くこともあります。秋になるとオレンジ色に紅葉し、冬の到来とともに葉を散らす、一年を通じて楽しめるおすすめの庭木です。イギリス チェルシーフラワーショー プラントオブザイヤー2015(RHS Chelsea Plant of the Year 2015)受賞しました。
ビバーナムについて
和名はガマズミ。ビバーナムともビブルナムとも言います。学名のアルファベットがViburnumなので、ビブルナムともビバーナムとも読めるからだと思いますが、花がきれいなので、どっちでもいいかなと思います。
庭を彩る花としてはもちろんのこと、切り花やブーケ、フラワーアレンジメントの材料にもなるので注目が集まっています。初心者でも手間をかけずに育てることができます 。半日陰にも順応します。コンパクトな樹形の低木です。刈り込みにも強いので、やや自然樹形でのナチュラルな目隠しや生垣におすすめ。
| 学名 |
| Viburnum plicatum 'Kilimanjaro Sunrise' ガマズミ科 ガマズミ属 |
| 別名 |
| ビブルナム、トキワガマズミ、常緑ガマズミ、ジャパニーズスノーボール、ヤブデマリ |
| 開花時期 |
| 4~5月中旬頃 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 白 |
| 最終樹高 |
| 地植え:0.5m ~ 2m 鉢植え:0.5m ~ 2m (耐寒性落葉小低木) |
| 最終葉張り |
| 横張り性 |
| 栽培用途 |
| 地植え、鉢植え、花壇、北側の植栽、目隠し |
| 植栽適地 |
| 北海道南部~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
|
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた~日陰、耐陰性強い、 耐寒性強い、耐暑性強い、耐乾性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんど出ない 害虫:ほとんどつかない |
ビバーナム|キリマンジャロサンライズ ポット苗の育て方
植え方・用土
基本的に植え付けは10月~入梅までに行います。寒冷地では真冬の植え付けは避けます。暑さ、寒さに強く、ほこりや風、大気汚染にも強く、乾燥にも強く、土質は選びません。堆肥をすき込んだ土に植えつけてください。日当たりを好みますが、日陰にも強い木です。
水やり
雨が当たる環境で地植え(露地栽培)の場合、よほど乾く場所でなければ水やりは必要ありません。鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料のやり方
結構肥料無しでも育ちますが、2月ごろに寒肥として油かすと腐葉土や堆肥を株周りに穴を掘り与えます。
剪定方法
ビバーナムはどっちかと言うと横張り気味に育ちます。剪定をすると分岐が盛んになり、花つきが良くなります。 卵型の樹形にできるように仕立てていく剪定をしていただくと良い樹形になります。花は枝先につきますので、剪定は花後に行い、古い枝を剪定し、若い枝を残すようにしていきます。 剪定をすると分岐が盛んになり、花つきが良くなります。 どの植物もいえることですが、枝数が多くなる=花が多く咲きます。 剪定は分岐している枝の1cmくらい上で中心の枝を切ります。あるいは、芽の上1cmくらいのところで切ります。 勢い良く徒長するように伸びる枝(シュート)が出る場合、シュートは節の間が長く、間に枝が出ないことがあり、枝の分岐が悪いです。 徒長する枝は花が咲きにくいので、短めに芽の上で切ります。 剪定せずに放任しても美しい大株に生長します。古い枝はいい花がつかなくなりますので、5年に1回くらいは株の更新のために、株をコンパクトに切り戻しします。
病害虫の予防法
強健で特に気になる病害虫はあまりでません。(店長の経験です。)まれに高温多湿の気候が続くとと葉を食害する害虫がつくこともあります。




