光沢のある丈夫な葉

● ハクサンボクの品種の特徴

白掃込散斑が入る美葉品種。ハクサンボクは白の花が印象的なビブルナムです。イヌデマリとも言われます。小さな白い花が集まって咲いて、直径10cmくらいの大きな花序の花が咲きます。花が乾燥すると独特の異臭(青臭い)がしますが、強烈な臭いではなく、気にならないです。
葉は照り葉でよく光り、光沢があって美しく、冬は紅葉します。
秋に赤い実がなります。10月頃には枝先が垂れるほど赤い果実がたわわに実ります。果実は食べることができ、秋の頃は酸味があるが、冬に向け甘くなります。
日当たりを好み、半日陰にも順応します。寒さにも強く、刈り込みにも強く、防火や防風にも長けているので、やや自然樹形でのナチュラルな目隠しや生垣におすすめ。

山口県及び九州地方、伊豆、小笠原を原産とする常緑低木ですが、石川県の白山が原産地だと誤認されて「ハクサンボク(白山木)」と命名されました。浜離宮恩賜庭園のハクサンボクや伊勢神宮のものが有名です。
スイカズラ科に分類されることもあります。
ハクウンボクと名前が似ていますが別種です。

学名
Viburnum japonicum レンプクソウ科 ガマズミ属
別名
イヌデマリ、ヤマテラシ、イセビ
開花時期
3月~4月
花色・大きさ・花形
白・(10cm位)
収穫時期
10月~11月ごろ
果実の大きさ
1cm
果実の用途
生食、ジャム
結果年数
2~3年
自家結実性
1本でなる
最終樹高
地植え:1m ~ 6m 鉢植え:1m ~ 2m (常緑小高木)
栽培用途
地植え、花壇、鉢植え、庭木、目隠し、シンボルツリー
成長の早さ
早い (50cm/年)
植栽適地
関東~九州
育てやすさ
★★★★★ 初心者に超おすすめ
日照条件:日なた~日陰、耐陰性強い、
耐寒性普通、耐暑性強い、耐乾性普通
耐病害虫性
耐病性:強い 害虫:強い

庭木や目隠しに使える|ハクサンボクの育て方


植え方・用土

基本的に植え付けは10月~入梅までに行います。寒冷地では真冬の植え付けは避けます。
暑さ、寒さに強く、土質は選びません。堆肥をすき込んだ土に植えつけてください。日当たりを好みますが、日陰にも強い木です。


水やり

雨が当たる環境で地植え(露地栽培)の場合、よほど乾く場所でなければ水やりは必要ありません。鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えます。


肥料のやり方

結構肥料無しでも育ちますが、2月ごろに寒肥として油かすと腐葉土や堆肥を株周りに穴を掘り与えます。


剪定方法

木はシュッとしないので、剪定は一度に刈り込まずに、弱めの剪定を定期的に行います。
冬の前以外はいつでも剪定できます。


病害虫の予防法

ほとんど害虫は付きません。茂りすぎて風通しが悪いとアブラムシやカイガラムシが付きます。




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