
春から初夏のアオキの新緑

次第に濃緑色になっていきます。
● アオキ 青アオキの品種の特徴
斑の入らないシンプルな青葉のアオキです。 新芽時期はやや明るい葉色で次第に濃緑になっていきます。樹形は株立状に育ちます。
※ 青アオキの販売苗は雌雄の特定ができておりません。雌雄を区別して販売していないので、実がなるかならないかは花が咲くまでわかりません。
日陰でも元気に育つアオキ。枝が青々として日陰でも明るい印象を与える代表的な庭木です。芝庭のグランドカバーや、玉砂利のお庭にもよく合います。日陰に強いので観葉植物として屋内栽培も可能です。 和風なイメージかもしれませんが、洋風にも似合います。東京ディズニーランドの熱帯ジャングルの雰囲気にも用いられていました。
アオキは雌雄異株です。冬には雌株に楕円形の小指大ほどの赤い果実がつきます。12月~翌年5月ころまでついています。果実は大きさ1.5~2cmほどの卵形楕円形で、冬から春に赤く熟してよく目立ちます。メスにだけ実る冬の赤い果実はとても美しいです。瑞々しい葉に雪が乗り、真紅の実が覗いていると情緒豊かな風情が美しく見えます。
果実がつかないアオキのオスを「アオキのバカ」と愛読書(『庭師の知恵袋』)に書いてあります。オスは果実がつかない分、精力があるので花が沢山咲いても長く伸びて背丈が出ます。「バカも使いようで目隠しにはバカのほうが背が伸びるので都合が良い。アオキは葉を楽しむ木なので、わざわざバカを使うことも多い」そうです。
| 学名 |
| Aucuba japonica ミズキ科 アオキ属 |
| 別名 |
| アオキバ、ヤマタケ |
| 開花時期 |
| 3~5月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 褐色を帯びた紫色・小花 |
| 果実の大きさ |
| 1.5~2cm |
| 果実の用途 |
| 観賞用 |
| 結果年数 |
| 1~2年 |
| 自家結実性 |
| 雌雄異株(花房が大きいものが雄株(花序は長さ 8~20cm)、小さいものが雌株(花序は長さ 2~5cm)。雌にしか果実はつきません。) |
| 最終樹高 |
| 地植え:1m ~ 2m 鉢植え:1m ~ 2m (耐寒性常緑低木) |
| 最終葉張り |
| 0.5m ~ 1m 直立性 |
| 栽培用途 |
| 地植え、鉢植え、庭木、観葉植物、生垣、ボーダー、グランドカバー、盆栽、花壇、シェードガーデン、工場緑地帯、街路樹、学校、公園、ゴルフ場 |
| 成長の早さ |
| 普通 (30cm/年) |
| 植栽適地 |
| 北海道南部~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
|
★★★★★ 初心者に超おすすめ 日照条件:半日陰~日陰、耐陰性強い、 耐寒性強い、耐暑性強い、耐乾性普通 |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない |
| 芽吹き時期 |
| 4月 |
青アオキの育て方
植え方・用土
基本的に植え付けは10月~入梅までに行います。半日陰の水はけの良い肥沃な土壌に植えます。鉢植えでも大丈夫です。
直射日光がきついと葉やけします。土質は選びませんが、乾燥を嫌うので堆肥をすきこんだ土に浅めに植え付けします。
水やり
雨が当たる環境で地植え(露地栽培)の場合、よほど乾く場所でなければ水やりは必要ありません。鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料のやり方
ほとんど必要ありません。肥料が強すぎると、斑入り種では斑が消えたり、徒長枝が発生しやすくなり、樹形が乱れやすくなります。
剪定方法
間延びさせると、下葉が落ちるので貧弱な株になりやすいので、適当なところで芯を止め、横枝を這わせます。
その他豆知識
病害虫の予防法
病害虫はあまり心配いりません。基本的に丈夫な植物ですが、風通しが悪いと炭そ病やアオキコナジラミ、アオキシロホシカイガラムシがつくことがあります。



