アカシア ブリスベーンアカシア

アカシア ブリスベーンアカシア 5

● アカシア ブリスベーンアカシアの品種の特徴

ブリズベーンアカシアは、枝垂れる性質ではないものの、長く伸びた枝先に花をつけるため、全体にふんわりとした整った樹形に育ちます。オーストラリアのブリスベーンでよく見られる品種ですが、比較的高温多湿に強いため日本でも育てやすいアカシアです。
春にはレモンイエローの香りのある花をたくさん咲かせます。風に揺れる枝と、花の香りを楽しみます。オーストラリア原産なので寒冷地では鉢植えで。水切れすると途端に落葉し、ひどい時には枯れてしまうことも、、、。一方気候が合えばかなり早く成長し、年に3回ほど切り戻しが必要になることもあるようです。寒くなる地域ではあまり大きくなりません。

アカシアはマメ科アカシア属の総称です。1,000を超える品種があり、その多くがオーストラリア原産とされています。ミモザと呼ばれることもありますが、これはミモザ(オジギソウ)に似たアカシアを「ミモザアカシア」と呼んでいた名残で、本来は全く別の植物のことです。アカシアの品種は多いため、実際にはオジギソウの葉とは似ていない葉を持つ品種もたくさんあります。さらに紛らわしいことにニセアカシアと呼ばれる品種もあり、こちらはアカシア蜂蜜の蜜源植物です。花の形も開花時期も異なる全く別の植物です。
春になると黄色のポンポン状の花をたくさん咲かせ、とっても綺麗です。春を告げる花としてヨーロッパでは非常に人気があります。

学名
Acacia fimbriata マメ科 アカシア属
別名
ブリスベーンワトル、フィンブリアタ、フィンブリアータ、フリンジドワトル、ブリスベン
開花時期
3月~4月頃 (一季咲き)
花色・大きさ・花形
レモンイエロー・中輪咲き
香りの強さ
★★★☆☆ 中香
最終樹高
地植え:m ~ 5m 鉢植え:m ~ 2m (常緑低木~高木)
栽培用途
鉢植え、寄せ植え、地植え、切花、リーフ、記念樹、シンボルツリー、花壇、目隠し、工場緑地帯、街路樹、学校、公園、ゴルフ場
成長の早さ
早い (40cm/年)
植栽適地
関東~沖縄(寒冷地では鉢植え栽培をおすすめします)
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日なた~半日陰、耐陰性普通、
耐寒性やや弱い(-7度)、耐暑性やや強い、耐乾性強い
耐病害虫性
耐病性:普通 害虫:普通
花言葉
秘密の恋、気まぐれな恋、友情、堅実、優雅、豊かな感受性

アカシア|ブリスベーンワトル 白鉢大苗の育て方


植え方・用土

肥沃な水はけと日当たりの良い土地を好みます。鉢植えでも大丈夫です。土質を選ばない丈夫な木ですが、バーク堆肥や花ひろば堆肥“極み”をよくすきこんだ土に浅めに植え付けします。鉢植えで栽培される場合は、花ひろば培養土や市販の培養土をお使いいただくと良いです。
根を触れるのを嫌う木です。根を触らないようにお願いします。 植え付けは年中できますが、寒冷地では春植えをおすすめします。


水やり

雨が当たる環境で地植え(露地栽培)の場合、よほど乾く場所でなければ水やりは必要ありません。鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えます。 乾燥すると落葉しやすくなります。


肥料のやり方

マメ科のアカシアは根粒菌で自ら窒素肥料を作ります。ですので、よほど成長が悪い場合以外は肥料は必要ありません。肥料が多いと花付きが悪くなります。


花芽の付き方

6月には来年に咲く花房が葉腋から伸びます。夏以降に切ると花が咲かなくなります。


剪定方法

花後すぐに行います。時期を間違えると花が咲かない場合もあるので、注意。剪定してコンパクトな樹形で管理するといいです。苗木の時期は枝数が少ないので、植え付け3年くらいは切り戻しを行い分岐させて樹形を作ります。切り戻し剪定の切る位置は分枝から5cm程度残して切ります。ごく細い枝は残しても大丈夫。切り枝の生産農家ではほとんど丸坊主にするくらい切ります。木を大きくしたい場合は切り戻しをもう少し浅くします。主幹が貧弱なので自立しにくいので、支柱は必須です。主幹が理想の高さになったら芯を止めます。大きすぎて困るときは思い切って強めの剪定をします。一部書籍では強剪定はNGとありますが、茂りすぎた枝葉を半分くらいにする剪定では枯れたりすることはありません。剪定はむつかしくないですが、伸びすぎる枝は剪定して樹形を整えるとよいです。


病害虫の予防法

病害虫はカイガラムシに注意です。発生したらスミチオン1000倍液を散布しましょう。


増やし方

挿し木で増やせます。




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