● アキチョウジ (秋丁字)の品種の特徴

日本の本州(長野県より西)、四国、九州に分布し、毎年花を咲かせる多年草です。
山野のやや湿り気のある明るい木陰に自生します。 風情のある草姿で、園芸的には山野草として鉢花、もしくは茶花として利用されます。花の形が丁子に似ていて秋に咲くところから名付けられました。

同属に関東から中部地方に自生している「セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字)」があります。箱根に多く分布しており、主な違いは花柄で、アキチョウジは1cm未満、セキヤノアキチョウジは1.5~2cmです。花冠はどちらも1.5~2cmほどです。

多年草

学名
Isodon longitubus シソ科 ヤマハッカ属
開花時期
8月~10月
花色・大きさ・花形
青紫・(2cm位)・細長
最終樹高
地植え:0.5m ~ 1m 鉢植え:0.5m ~ 1m (多年草)
栽培用途
庭植え、鉢植え、グランドカバー、寄せ植え、ロックガーデン、ボーダー、ローズガーデン
育てやすさ
★★★★☆ やや育てやすい
日照条件:日なた~半日陰、
耐寒性強い、耐暑性やや弱い
耐病害虫性
耐病性:ほとんど出ない 害虫:ほとんどつかない
芽吹き時期
4月~5月

アキチョウジ |ポット苗の育て方


植え方・用土

3月~4月が植え替えの適期です。根が大きく張るので鉢植えはできるだけ毎年植え替えることをおすすめします。株の大きさにもよりますが、5~6号鉢に一株程度が適当ですそれ以上大きな株になった場合は、株分けをしてから植え付けます。
腐葉土がたっぷり入った肥沃で水はけのよい土が適しています。赤玉土に水はけを良くする軽石砂などを混ぜた用土などがよいでしょう。


水やり

適湿を好み、強い乾燥を嫌います。鉢植えの場合、春~秋の生育期は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。冬の休眠期も極端な乾燥させないように気をつけて、ときどき水を与えます。


肥料のやり方

肥料は春の芽の出る時期から開花前まで、固形肥料などを適宜与えます。


その他栽培や性質の注意点

冬は地上部が枯れて根の状態で越し、春に新しい芽を出して生長します。


その他豆知識

木漏れ日の射す場所や明るい日陰が適しています。地植えする場合は樹木下のような自然に陰がつくられる場所がよいでしょう。
一日中よく日の当たる場所は乾燥するので適湿を好むアキチョウジにはよくありません。


病害虫の予防法

とくにありません。


増やし方

春に植え替えを兼ねて株分けを行います。




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