
● フロックス クレオパトラの品種の特徴
フロックス クレオパトラは、印象的な赤色の細みの花弁が魅力の宿根フロックスです。バラや芍薬などと組み合わせて花壇に植えると華やかです。
一般的な宿根フロックスと同じく丈夫で、植えっぱなしで毎年よく咲く夏咲きの宿根草です。
桃赤色の細弁で星形の小花が密集する花穂は、迫力と優美を併せもち、夏の花壇を華やかに彩ります。甘い香りを放ち、切り花にも適しています。
花の時期も長く、繰り返し花が上がります。花が少ない夏花壇の主役におすすめの宿根草です。
別名:オイランソウ、クサキョウチクトウ、ふろっくすくれおぱとら
フロックスの仲間は、バリエーションが非常に豊かで、同じ属に属する品種同士でもかなりの違いがあります。草丈1mを超える立性のものから、匍匐性のもの、常緑や落葉、一年草や多年草などなど。育て方も品種によって異なる場合も多いですが、全体的にうどん粉病に弱い傾向があります。
和名のオイランソウの名前は、夕方頃になると花魁の白粉に似たほのかな香りを楽しめることが由来となっています。
| 学名 |
| Phlox paniculata 'Cleopatra' ハナシノブ科 フロックス属 |
| 別名 |
| オイランソウ、クサキョウチクトウ、ふろっくすくれおぱとら |
| 開花時期 |
| 6~9月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 赤花・小花・半八重 |
| 香りの強さ |
| ★★☆☆☆ 微香 花魁の白粉 |
| 最終樹高 |
| 地植え:0.6m ~ 0.8m 鉢植え:0.6m ~ 0.8m (耐寒性落葉多年草) |
| 最終葉張り |
| 0.3m ~ 0.4m |
| 栽培用途 |
| コンテナ植え・寄せ植え・鉢植え・露地植え・庭植え・花壇植え・切花など |
| 植栽適地 |
| 日本全国 |
| 育てやすさ |
|
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた~半日陰、 耐寒性強い(-10度)、耐暑性強い、耐乾性普通 |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:普通 害虫:ほとんどつかない |
| 花言葉 |
| 「調和」「協調」「合意」 |
フロックス クレオパトラの育て方
植え方・用土
日当たりがよく風通しの良い場所を好みます。特に土質は選ばないため、一般的な草花の培養土が使えます。品種によって草丈が変わるため事前に確認しましょう。
植え付け適期は、3~5月と秋です。真夏以外なら根を崩さないようにそっと植え付ければいつでも植え付け可能です。年数を経ることに大株になるため、株間は少し開け気味に30~40cm間隔で植え付けましょう。
水やり
鉢植え時や植え付け直後は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。地植えの場合は、特に水やりをする必要はありません。
肥料のやり方
基本的にあまり肥料を必要としません。鉢植えや元気がないと感じるときにだけ、開花期間中に緩行性の肥料を与えると良いでしょう。
剪定方法
草丈が低いうちに摘芯すると、脇芽の分化が進み、花をたくさんつけます。冬に一旦地上部が枯れ込むので、地際で剪定します。
その他栽培や性質の注意点
多湿に弱いので、レイズドヘッドで株元を蒸れにくいようにして、風通しの良い環境で育ててください。
病害虫の予防法
4月~6月や早秋の時期など、高温多湿になる時期にうどん粉病にかかりやすくなります。予め、混み合う枝を減らして風通しを良くし予防するとともに、ベンレートなどの殺菌剤で株全体を消毒して予防してください。。
春や秋など寒暖差で葉に黒褐色の斑点が出ることがありますが、生育には問題ありません。
増やし方
株分け、根伏せ、種まき。地下茎やこぼれ種などでも殖えます。




