シレネ コンパクタ

● シレネ コンパクタの品種の特徴

シレネ コンパクタは、ナデシコ科の宿根草でハマベマンテマの洋種です。初夏に咲く薄いピンク色の花は、ガク部分が風船のように膨らんでいて、とてもユニークな形をしています。葉や茎は、地面を這うように、匍匐(ほふく)しながら伸びていきます。砂や小石が混ざった荒地でも生育可能なので、ロックガーデンには持って来いの品種です。

日向~半日陰での栽培に適し、乾燥を好みます。蒸れに弱いので、風通しの良い環境を整えてあげてください。

シレネには約300種以上の仲間がおり、多くの種は北半球に自生します。高山の岩場や砂礫地、海岸に自生するものが多いため、育てる際は日当たりと水はけがよい場所を選びましょう。品種によってかなり性質に差があるため、品種ごとにきちんと確認しましょう。

学名
Silene uniflora Compacta ナデシコ科 シレネ属
別名
フウセンナデシコ 
開花時期
4~6月ごろ
花色・大きさ・花形
白~薄いピンク
最終樹高
地植え:m ~ 0.2m 鉢植え:m ~ 0.2m (耐寒性落葉宿根草)
栽培用途
鉢植え、花壇、切花
植栽適地
日本全国
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日なた~半日陰、
耐寒性強い(-10度)、耐暑性やや強い
耐病害虫性
耐病性:ほとんど出ない 害虫:普通につく
花言葉
誠実、信頼

耐寒性多年草|シレネ コンパクタの育て方


植え方・用土

多湿を嫌うため、水はけのよい日なたに植えつけましょう。できたら真夏は日陰に移動させるか、遮光をして夏の日差しから植物を守ります。水はけのよい弱アルカリ性の土を好むため、水はけを盛り土をし、pH調整のために苦土石灰か多めのピートモスをすき込みます。元肥には適量のリン酸分の多い緩効性化成肥料を混ぜておきましょう。
植え付け・植え替え適期は3月から5月、9月から10月です。多年草種は、2~3年に1回、植え替えを兼ねて株分けしましょう。植えっぱなしにして株が古くなると、立ち枯れしやすくなります。ナデシコ科ですので連作障害の恐れがあるため、植え替えの際は土壌改良も合わせて行うと安心です。


水やり

庭植えでは、水やりは特に必要ありません。鉢植えでは、栽培期間を通じて土の表面が乾いたらたっぷり与えましょう。過湿によって根腐れしやすいので、植えつけ前には鉢底石を敷くなどして、過湿を避けましょう。


肥料のやり方

庭植えでの肥料は不要です。鉢植えでは、9月から5月の間に、緩効性化成肥料を定期的に施します。


剪定方法

5月から8月の間、特に連続的に開花する種は、花がらを摘むことで、より長期間にわたって多くの花を咲かせることができます。株元の枯れ葉を放置すると病気の原因になるので、周年にわたってこまめに取り除き、清潔にしておきましょう。


増やし方

種まき、挿し芽、株分け




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