

エゴポディウム ポタグラリア バリエガータ
● エゴポディウム ポタグラリア バリエガータの品種の特徴
バリエガーダとは斑入り葉のことです。別名:斑入りイワミツバとも言います(見たまんま)。三つ葉と言われながら、実は7小葉です。野生種は緑葉でヨーロッパ原産です。今のところ斑入り品種以外はないそうです。緑葉に戻ってしまうことはまずないですが、新芽の時期は葉に斑が入りません。成長とともに斑入りに変化します。
ライトグリーンにクリーム色の斑が入った葉っぱが特徴的です。耐陰性があるので、暗いイメージになりがちな日陰のお庭を明るくしてくれます。生育が旺盛で、地下茎が広がり、地面が見えなくなるほど葉が蜜に茂ります。グランドカバー向き植物です。
ほぼほったらかしで手間はかかりません。極めて強健で放任して良く広がります。
6月頃には可愛らしい白い小花を咲かせ、より一層お庭の雰囲気を明るくしてくれます。
斑入り葉に咲く白花の植物は、総じて花は目立ちませんが、いや、自己主張してきます。かわいらしいです。切花にもできます。
冬は地上部は枯れて休眠しますが、よく春からまた生えます。
エゴポディウム ポタグラリア。絶対、おぼわらん名前。学名がそのまま品種名になっております。ほったらかしで良く育つのに株分けでしか増えないので、あまり流通していない植物です。
旺盛に地下茎で広がるので北海道では特定外来種に指定されております。私有地内で園芸用に育てるのは問題ありませんが、勝手に公園とかに植えると罰せられます。地下茎で広がりますが、種では増えません。
| 学名 |
| Aegopodium podagraria ‘Variegatum’ セリ科 イワミツバ属 |
| 別名 |
| グラウンドエルダー、アエゴポディウム、斑入りイワミツバ |
| 開花時期 |
| 6月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 白・小花・細かい花が密集して咲きます。 |
| 最終樹高 |
| 地植え:0.3m ~ 0.4m 鉢植え:0.3m ~ 0.4m (耐寒性落葉多年草) |
| 最終葉張り |
| 半匍匐性 |
| 栽培用途 |
| 花壇、シェードガーデン、寄せ植え、コンテナ、鉢植え、地植え、切花、グランドカバー |
| 植栽適地 |
| 北海道~九州北部 |
| 育てやすさ |
|
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:半日陰~日陰、耐陰性強い、 耐寒性強い、耐暑性強い、耐乾性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんどつかない 害虫:つきやすい |
エゴポディウム ポタグラリア バリエガータの育て方
植え方・用土
寒さには強いので、冷涼地では場所を選びません。関東以南の暖地では夏の暑さと乾燥に注意です。明るい半日陰か夏は日陰が良いです。
植え付けは1年中可能です。植え付け適期は3~5月と10月ごろです。直射日光が当たらない場所に植えてください。
用土は草花用の培養土で植えます。露地栽培では腐葉土を3割、赤玉3割、庭土3割で植えます。肥沃で保水性が良いと葉が大きく葉柄も長く育ちます。軽石や鹿沼土の多い土では葉が小さくなって、上には伸びなくなります。
水やり
植え付け直後で根が張っていないものは乾き具合によって水やりが必要になります。ひさしや木の下、風向きによって雨のかかりにくい所も同様で、土の中まで十分しみ込むようにたっぷりと与えます。 水やりの時間は、夏は朝のうちに、冬は午前中、昼前ぐらいがいいです。
鉢植えの場合、乾いたら与えるのが基本ですが、夏は乾かし気味に、休眠期は控えめに与えて多湿に注意するなど、成長に合わせた水加減が必要です。また、太平洋側では冬は意外 に乾きます。
肥料のやり方
肥料はほとんど必要ありません。鉢植えでは春から秋の生育期は1か月に1~2回液肥を与えると新芽が旺盛に出てきれいになります。
剪定方法
花が終わったら茎ごと切り取ります。傷んだ葉を取り除いたり、葉が伸びすぎる場合は刈り込みます。刈り込みを置きなうと新芽が展開して、再びこんもり茂ってきます。
その他栽培や性質の注意点
手間もかからず、良く生え広がるので、広がりすぎを警戒する場合は、ガーデンバッグなどで根域制限をしてください。
病害虫の予防法
毛虫やアゲハチョウの幼虫がつきます。
増やし方
3~5月か10月に株分けで増やします。




