● アルケミラ エリスロポダの品種の特徴

エリスロポーダは草丈は約20センチと、小型のアルケミラです。モリス種を小型にしたような品種で、小さくこんもりしたかわいらしい菅谷育ちます。6月から7月に黄緑色の小花を咲かせます。
やや深く切れ込んだ葉はやわらかく明るい雰囲気をかもしだします。冷涼で湿り気のあるところを好むため寒冷地で作りやすく、花もちもよく、ドライフラワーに利用されることも多いです。
軟毛のはえた鮮やかな黄緑色の葉はカラーリーフとしても人気があります。葉は細かい毛に覆われ、朝露が水滴となって長く残ります。黄緑色の小花が群れ咲き、繊細でソフトな明るい雰囲気です。
草姿のバランスがよく、丸くこんもりと茂り、ボーダーの縁取りや石組みの間の植え込み、樹木や丈の高い草花の株元などにおすすめです。
春から芽吹いて良く伸びて球状に茂ります。バラの時期に花が咲き始めます。高温と多湿に弱い面がありますので、花後は切り戻して風通しを良くします。秋に涼しくなるとまた伸び始めて、寒くなると黄色く黄葉して地上部は枯れこみます。
こぼれ種でも増えます。

アルケミラはバラ科の宿根草で「レディースマントル」という名でも知られています。葉の形が女性用のマントに似ていることにちなみます。
アルケミラの語源はアラビア語で「小さな魔法的なもの」だそうです。様々な薬効と葉にたまる水晶のような露から由来します。葉が水をはじくので雨後や朝露で水玉が葉に乗り、とても美しいです。
ハーブとしても有名です。ヨーロッパでは古くから普通に親しまれていて、乾燥させた葉に熱湯を注いだ浸出液は基礎化粧水や肌の薬に用いられます。お茶は婦人病に効果的と言われていて、これらの理由で「レディースマントル(聖母のマント)」「女性最良の友」と呼ばれています。

学名
Alchemilla erythropoda バラ科 アルケミラ属
別名
レディスマントル、ドワーフレディースマントル
開花時期
6~7月
花色・大きさ・花形
黄緑・小花・星型
最終樹高
地植え:m ~ 0.2m 鉢植え:m ~ 0.2m (耐寒性半常緑多年草)
最終葉張り
0.2m ~ 0.3m 
栽培用途
地植え、鉢植え、ハーブ、切花、ドライフラワー
植栽適地
北海道西部~九州
育てやすさ
★★★☆☆ 育てやすい
日照条件:半日陰、耐陰性普通、
耐寒性強い(-15度)、耐暑性普通、耐乾性弱い
耐病害虫性
耐病性:強い 害虫:普通
花言葉
「輝き」「献身的な愛」「初恋」

アルケミラ “エリスロポダ” (レディースマントル)の育て方


植え方・用土

寒さに強く、冷涼な気候を好みますが、耐暑性もあるので、高温乾燥に注意すれば難しくありません。小粒の鹿沼土と腐葉土を混ぜ、に少し化成肥料を混ぜた水はけの良い土に植えます。鉢植えでは培養土和みに鹿沼土を少し混ぜた土に植えます。日あたりのほうが良いですが、夏の西日をさけた半日陰になるような場所が良いです。
植え付け時期は夏以外で、涼しい季節の9~11月か3~5月が良いです。暖地では冬でも植えれます。


水やり

庭植えで根付いてしまえば水やりは雨任せで大丈夫です。乾燥には弱いので、雨が何日も降らないときはたっぷり土中まで湿らすように水を与えてください。
鉢植えでは土の表面が乾いたらたっぷりと与えてください。
アルケミラモリスは過乾燥を嫌います。


肥料のやり方

地植えでは肥料は必要ありません。
鉢植えの場合は春に化成肥料を1か月に1度、液肥なら月に2回程度、秋も同様に与えます。


剪定方法

花後の花がらとり。放っておくとこぼれ種でも増えますが、花がらが見苦しいので、こぼれ種に期待しない場合は花がらをとります。蒸れに弱いので夏は切り戻して風通しを良くしてください。株元まで短く切り戻しても大丈夫です。秋になるとまた良く茂ってきます。冬は地上部が落葉するので、春までに枯れ葉を取り除くとよいです。


病害虫の予防法

ケムシ類がつきます。少し早めに殺虫剤で消毒するとケムシがつきません。


増やし方

こぼれ種でも増えます。株分けは秋か早春に行います。




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