● パンダンリーフの品種の特徴

パンダンリーフは、「ニオイタコノキ」という別名もあり、独特な甘い香りを持つハーブです。バニラやココナッツのような香りとされていますが、実際の苗木を匂ってみると、甘い香りがする!…とまではいかない気がします。タイやマレーシア、シンガポールなどアジア・エスニック料理の香りづけによく利用されています。日本でもドライリーフやパンダンリーフパウダーが流通しています。
鮮やかな緑のパンダンリーフは、そのまま観葉植物として楽しむこともできます。アジアではゴキブリや蚊などの虫除け、車の消臭剤などアロマ効果として使われているようです。料理やデザート以外にもいろいろと活用できる万能ハーブ(知る人ぞ知るハーブ)なのです!

高温多湿を好み、暑さには強いのですが、寒さに弱いので(10℃以下では枯れてしまいます)温暖な地域(沖縄)以外の地域では鉢植え栽培をおすすめします。

学名
Pandanus Amaryllifolius パンダナス科 タコノキ属
別名
ニオイタコノキ、バイトーイ、ダウンパンダン、ランペ
最終樹高
地植え:3m ~ 4m 鉢植え:1m ~ 2m (非耐寒性常緑低木)
栽培用途
鉢植え、観葉植物、記念樹
植栽適地
日本全国(原則、鉢植え栽培)
育てやすさ
日照条件:日なた~半日陰、
耐寒性弱い(15度)、耐暑性強い
耐病害虫性
耐病性:ほとんど出ない 害虫:ほとんどつかない
トゲの大きさ
なし

パンダンリーフ|独特な香りのアジアンハーブの育て方


植え方・用土

生育適温は20℃~30℃です。水はけの良い肥沃な用土を好みます。
寒さが心配な地域は鉢植え栽培をおすすめします。温暖な地域でも室温が10~15℃以上になるように管理をお願いします。(10℃以下になるとあっという間に枯れてしまいます。)用土は水はけの良い土を使い、日当りの良い場所で管理してください。真夏は直射日光を避け、半日影での管理をおすすめします。


水やり

水遣りは、用土が乾いたらたっぷりとやります。夏場は、乾燥しやすいので水切れに注意します。冬は乾かし気味に管理します。


肥料のやり方

生育期の5~10月には、2ヶ月に1回程度、暖効性の化学肥料を与えてください。


剪定方法

特に必要な剪定はありません。


その他栽培や性質の注意点

※葉を付けた状態で越冬をする場合は15℃以上は必要です。日本では鉢植えでの管理をおすすめします。
室内での管理の場合、日照不足になることがあるので、春と秋はよく日にあててあげて下さい。高温乾燥した環境や風通しが悪い場所が嫌いです。
ベランダは高温乾燥しやすく風通しが悪いので注意してください。また屋内でもエアコンの風が当たる場所などは気温の変化が激しいので避けてください。


病害虫の予防法

あまり害虫の被害はありませんが、見つけ次第捕殺してあげてください。過度に農薬を蒔く必要はありません。




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