黄花カタクリ 鉢植え球根 フレグラーポット

黄花カタクリ

● カタクリ 黄花カタクリの品種の特徴

キバナカタクリ(パゴタ)は日本のカタクリよりも大型で増殖しやすく、花数も多くなります。日本カタクリよりも丈夫で、とても育てやすい品種です。
日本カタクリは1つの株に1つしか花をつけませんが、キバナカタクリは2~3個の花をつけます。花はややうつむき加減に咲きます。葉には斑点はありません。

カタクリとは?
カタクリは地下茎の鱗茎が栗の片割れに似ていることから片栗(かたくり)と名付けられました。スプリングエフェメラル(早春の妖精)とも言われる春植物の代表格のカタクリ。派手さはありませんが、可憐で控えめな印象が心和む花です。エフェメラルとは、もともと「はかない命」という意味です。

たった2か月だけ現れるレアキャラ。
早春に15cm程度花茎をのばし、地上に出てから10日ほどで開花します。5~6月ごろに結実したらその後は葉や茎は枯れて根だけで夏を越え、秋を越え、よく春まで宿根します。春の2か月だけしか地上部に現れず、たった2か月で光合成をして鱗茎に栄養を蓄えて休眠します。そのため、栄養蓄積に長い時間がかかるので、種から育てると開花するまで8~9年かかります。(球根を買いましょう。)コツコツ貯めた栄養で花を咲かせます。個体が大きく育ったら複数年咲くようになります。カタクリの平均寿命は40~50年と推定されています。

本物の片栗粉はまさに珍品。
地下の鱗茎を日干ししたものからは、40~50%の良質なデンプンが採取できます。片栗粉と呼ばれます。(精製量が少ないので、ジャガイモやサツマイモから抽出したでんぷん粉が片栗粉に用いられています。)なかなか自家製片栗粉は量が取れませんが、カタクリから採取したでんぷんは漢方薬になります。

学名
Erythronium grandiflorum ‘pagoda’ ユリ科 カタクリ属
別名
西洋片栗(セイヨウカタクリ)、洋種片栗(ヨウシュカタクリ)
交配親
エリスロニウム・トルムネンセ(E..tuolumnense)の交配種
開花時期
4月頃
花色・大きさ・花形
黄色・大輪咲き(6cm位)
最終樹高
地植え:0.1m ~ 0.5m 鉢植え:0.1m ~ 0.5m (耐寒性落葉多年草)
栽培用途
地植え、鉢植え、花壇、山野草、観賞用。
植栽適地
北海道~九州
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日なた~日陰、土壌酸度:弱酸性
耐寒性強い、耐暑性普通
耐病害虫性
耐病性:普通 害虫:ほとんどつかない
花言葉
「上品」「私だけを見て」「嫉妬」

カタクリの栽培暦
カタクリの栽培カレンダー

秋植え球根|カタクリ【4球入り】の育て方


植え方・用土

日向~半日陰の腐植質に富んだ水はけの良い環境を好みます。春だけ日向の場所が良いです。鉢植えの場合は、花ひろば培養土で、地植えの場合は花ひろば堆肥で植えるのをおすすめします。
夏場の強い光が苦手なので、鉢植えは涼しい日陰に移動してあげてください。地植えの場合は、落葉樹の下などが適しています。
休眠中の7月から12月下旬に球根を植えつけます。遅くなると球根が乾いて弱ってしまい、根張りも悪くなるので注意してください。植付けの深さの目安は10cmくらいです。鉢植えの場合は、根が伸びるスペースが確保できるように深鉢に植えてあげてください。


水やり

鉢植えは、土の表面が乾いていたらしっかりとやってください。カタクリの球根は皮が薄いので乾くと痛んでしまいます。休眠中も乾かないようにしてください。ただし、湿った状態が続くと腐ってしまうので与え過ぎには注意してください。
地植えの場合は、晴天が続き地上部がしおれてくるようなら水を与えます。休眠中は特に必要ありません。


肥料のやり方

11~12月に緩効性化成肥料を与えます。生育が鈍いようであれば、花が咲き終わる5月頃まで、緩効性化成肥料を2~3ヶ月に1回ぐらい与えます。


病害虫の予防法

害虫は特に心配いりません。2~3月にさび病が発症することがあります。感染した葉は切り捨てて焼却して薬剤を散布してください。


増やし方

種子で殖やせますが、発芽から開花まで8~9年ほどかかります。分球でも殖やせます。




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