● カレーリーフの品種の特徴

カレーリーフは常緑樹で春には甘い白い小さな花が咲きます。柑橘類ですが、主にカレーリーフの葉を使うのでハーブとして認識されているようです。見た目は普通の植物にしか見えないカレーリーフですが、本領を発揮するのは本格的なインドカレーを作る時!知る人ぞ知る本格カレー作りには必要不可欠な香辛料なのです。たまにインド系?スリランカ?南アジア方面の方がわざわざ当店まで、カレーリーフの苗を買いにいらっしゃいます。普段使いする方ならお分かりかと思いますが、新鮮なカレーリーフを手にするのはなかなか難しい…しかし自分で育てれば、いつでもフレッシュリーフが手に入ります!ドライの葉と違って、苗木の生きている葉は香りが違います。私も直に葉の臭いを嗅ぎましたが、小苗の葉でも十分エスニック系の香りがしましたよ。夏場に果実がなりますが、種に毒があるそうです。種を取ったとしても生食にはお勧めできません。寒さに弱いので温暖な地域(沖縄)以外の地域では鉢植え栽培をお勧めします。

学名
Murraya koenigii ミカン科 ゲッキツ属
別名
オオバゲッキツ(大葉月橘)、カレーの木、ナンヨウザンショウ(南洋山椒)、カラピンチャ
開花時期
5月頃
花色・大きさ・花形
白・極小輪咲き(1cm位)
最終樹高
地植え:4m ~ 5m 鉢植え:1m ~ 2m (耐寒性半常緑低木)
栽培用途
地植え、鉢植えなど
成長の早さ
早い
植栽適地
関東地方~沖縄
育てやすさ
★★★☆☆ 育てやすい
日照条件:日なた~日陰、
耐寒性弱い(5度)、耐暑性強い
耐病害虫性
耐病性:ほとんど出ない 害虫:普通につく
花言葉
不滅の愛

カレーリーフ |フレグラーポット植えの育て方


植え方・用土

日当たりと水はけの良い肥沃な用土を好みます。みかんの土に植えてください。生育適温は20℃~30℃ですので、寒さが心配な地域は鉢植え栽培をおすすめします。温暖な地域でも室温が5℃以上になるように管理しましょう。冬に葉が落ちる落葉樹と割り切って育てれば地植えも可能です。
とにかく高温の時期によく成長します。ミカン科で細根が少なく根張りが弱いため、植え替え植え付けの時には根を崩さないようにしましょう。


水やり

水遣りは、用土が乾いたらたっぷりとやります。夏場は、乾燥しやすいので水切れに注意します。冬は、生育が止まるため乾かし気味に管理します。2~3週間に1回、暖かな午前中に与えるようにします。


肥料のやり方

肥料は、春と秋に骨粉入り発行済み油粕などの有機質肥料や緩効性化成肥料を与えます。


剪定方法

幹から生えている貧弱な枝葉はいつ切ってもOKです。剪定するなら生育期間に入る春がおすすめです。暑さには強いため、剪定後もぐんぐんと枝葉を伸ばします。逆に冬に切ると剪定が刺激となり脇芽が出ますが、寒さでやられることが多いです。


その他豆知識

戸外で管理している場合、最高気温が15℃以下になってくると葉の緑色がだんだんと薄くなり始め、霜が降りだすと落葉します。来年の春最高気温が18℃超えてくるとまた芽吹いてくるようです。いずれにしろ根が傷むと回復は難しいためマルティングなどをして防寒します。


病害虫の予防法

あまり害虫の被害はありませんが、ミカンカイガラムシがつくことがあります。カイガラムシは薬剤が効きにくい、そもそも葉を食用に使うため使える農薬がない、というのが実情です。カイガラムシはブラシなどで物理的に取り除きましょう。


増やし方

種、挿し木




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