写真はイメージですので実際に咲く花と異なる場合があります。

● 福寿草の品種の特徴

元日草(ガンジツソウ)や朔日草(ツイタチソウ)といった別名をもつ福寿草(ふくじゅそう)。北海道~本州の山野に自生しており、冬の終わりから春にかけて、春の訪れを告げるように黄色い花を咲かせます。
落葉性で早春から芽が出て花径は3~4cmの黄色い花が開花します。日あたりでないと開花しないので、春は日あたりの良い場所で育ててください。晩春には葉が枯れて秋まで休眠します。水はけの良い環境を好みます。乾燥には比較的強いので、梅雨の時期などは軒下に入れるなどの工夫をすると良いです。

「難を転じて福となす」の語呂が良いので、南天と福寿草をお正月の飾りにしたりします。名前もめでたい福寿です。北海道では真先に咲くので、「マンサク(まず咲く)」とも呼ばれているようです。マンサクって別の木もあります。
根と茎は毒があるので食べたりしないようにご注意ください。

学名
Adonis ramosa キンポウゲ科 フクジュソウ属
別名
元日草(ガンジツソウ)、朔日草(ツイタチソウ)
開花時期
2月上旬~4月下旬頃
花色・大きさ・花形
黄色・中輪咲き(3cm位)
最終樹高
地植え:0.2m ~ 0.3m 鉢植え:0.2m ~ 0.3m (耐寒性落葉多年草)
栽培用途
鉢植え、庭植え、切り花、花壇
植栽適地
北海道~本州
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日なた、耐陰性普通、
耐寒性強い、耐暑性普通
耐病害虫性
耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんど出ない
花言葉
「悲しき思い出」、「幸せを招く」、「永久の幸福」

球根|福寿草(ふくじゅそう)の育て方


植え方・用土

日当たり・風通しが良い場所を好みますが、初夏~夏の日差しの強い季節は直射日光が当たらない工夫が必要です。樹木の下など木漏れ日が当たるような明るい日陰が最適です。
有機質が多く、水はけが良い土を好みます。鉢植えでは培養土和みで植えてください。
植付け時期は、9月上旬~翌年2月中旬。
根が太く大きくて、まっすぐ下に伸びるので、鉢植えの場合は 深くて大きめのものを選ぶと良いです。鉢植えでは植え付け間隔10cmくらいで2~3cm程度の深さで植えてください。地植えの場合は20~30cm 間隔で植え、深さは5~6cmで植えます。
根を広げるようにして植えて下さい。


水やり

庭植えの場合は、雨任せで大丈夫です。葉のある時期に晴天が続くような時は水やりしてください。鉢植えの場合は、芽が出る時期から葉がある間はたっぷりと与えてください。花弁が濡れると凍結によって傷んでしまうので、時期によっては花に水がかからないように注意してください。
※夏以降は地上部が無くなりますが、土が乾いたら水やりしてください。


肥料のやり方

肥料は芽が出て葉を広げはじめた頃と、花が咲き終わった後に、粒状の化成肥料などを株元に少量ばらまきます。


剪定方法

タネを採る必要がなければ、株が疲れるので、咲き終わったら花のつけ根から切り落としましょう。


病害虫の予防法

春先にナメクジが発生すると、新芽を食べてしまいます。見つけたら薬剤を散布して駆除しましょう。鉢植えの場合は鉢底から登ってくるので、鉢底網を銅性のものに変えると予防できます。


増やし方

秋の植え替えの際に株分けで増やす方法と、タネで増やす方法があります。
株分けは、あまり小さく分けず、手で簡単に分けられる程度にしておきましょう。
タネは、 未成熟で手で触ると自然に落ちるころに取って蒔きます。用土は親株と同じものを使います。タネは腐りやすいので、蒔いてから1週間は覆土をせずにそのまま管理し、その後に1cm程度に覆土をして管理します。翌春に双葉が発芽しますが、早いものでも開花まで4年程かかります。




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