● ワイルドローズマリー ワイルドローズマリーの品種の特徴

「ワイルドローズマリー」はローズマリーによく似たアメリカに自生するの常緑小低木で「偽ローズマリー」などと呼ばれます。ローズマリーによく似た、芳香のある針葉状の葉に、大きな薄紫色の花をたくさん咲かせます。這うように伸びるのでグランドカバーにもおすすめ。開花期間が長く、花はエディブルフラワーとしてサラダなどにも使われます。海岸の砂地に自生する植物なので、耐干ばつ性・耐塩性があり、日向から半日陰で水はけのよい土壌を好みます。

学名
Conradhina canescens 'Little Rosy' シソ科 コンラディナ属
別名
コンラディナ、コンラジナ、偽ローズマリー、ワイルドローズマリー、ビーチローズマリー
開花時期
3~11月ごろ
花色・大きさ・花形
薄紫・小輪咲き(2cm位)
香りの強さ
中香
最終樹高
地植え:0.6m ~ 1m 鉢植え:0.6m ~ 1m (耐寒性常緑低木)
栽培用途
鉢植え、庭植え、寄せ植え、花壇、切り花、グランドカバー、ボーダーなど
植栽適地
関東~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能)
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日向~半日陰、
耐寒性強い(-10度)、耐暑性普通、耐乾性強い
耐病害虫性
耐病性:やや強い 害虫:ほとんど出ない

ワイルドローズマリー(コンラディナ) |ポット苗の育て方


植え方・用土

日当たりが良く、風通しと水はけの良い場所を好みます。極端な乾燥には弱いため、真夏の直射日光が当たる場所は避けます(ローズマリーの適正生育気温は20~25度前後です)極寒期と猛暑の時期を避けて植え付けましょう。北海道や東北などの寒冷地は戸外での越冬が難しいため、鉢植えで管理し、冬の間は暖かな室内で管理しましょう。
生育が旺盛ですので、鉢植えで管理する場合は1~2年に一度、根を崩さないようにして植え替えをします。大株になったローズマリーは移植が難しいですので、地植えの際はよく場所を考えましょう。我が家のローズマリーは樹形を整えようとした際に根を痛めて枯れました(T_T)


水やり

土が乾いたらたっぷりと与えます。与えすぎると、弱るため気持ち乾燥気味に管理します。


肥料のやり方

肥料はあまり必要ありません。花が咲き始めたら一株あたり、固形肥料2gほどで充分です。3ヶ月を目安に与えますが、庭植えですとほとんど必要ありません。


剪定方法

ローズマリーの剪定は、生育期間に向け脇芽を出させるための切り戻し剪定と、混み合った枝や枯れ込んだ枝を除く透かし剪定を適宜行います。透かし剪定を適宜行うことで、風通しが良くなり病害虫の被害に遭いにくくなります。特に梅雨前に、透かし剪定を行い風通しを良くしておきましょう。


病害虫の予防法

日頃の観察が大切で、害が広がらないように早めの防除や対策を心がけて下さい。環境や種類選びによってもかなり減らすことができます。また、同一品種を多く植えるのではなく、いろいろな品種にハーブなどを加えて混植することも対策の一つです。
※害虫よけには、「ニーム核油かす」を適量お使い下さい。
(1.適材適所)
植物を健康に育てるためには、環境に適したものを植えることが大切です。 住んでいる地域の気候の特徴を考え、庭の日照、風通、排水性などを考慮し、無理なく育つ植物を選びます。
※排水性UPには「パーライト」をご使用下さい。保水性UPには「腐葉土」をご使用下さい。
(2.連作をしない)
同じ種類の植物を同じ場所に何年も植えていると、連作障害を起こすとともに、その植物に被害を及ぼす同一の病害虫の密度が高まります。
(3.水やり、肥料の過多(特にチッ素肥料))
軟弱に育ち、病気に対する抵抗力がなくなります。株間を適切にとり、切り戻しや間引きなどを行い、日当りと風通しを良くすることが大切です。
(4.花がらをこまめに摘み取る)
花がらが茎葉に付着した状態で雨に当たると、灰色かび病(ボトリチス病)を発生させます。花がらをつけておくと種がつき、株も消耗します。なるべく早く摘み取ります。
(5.雑草を放置しない)
雑草は風通しや株元への日照を妨げ、病害虫を発生しやすくするだけでなく、土壌の養分も横取りします。


増やし方

挿し木




この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事