
● アジュガの品種の特徴
1.バーガンディグロー
バーガンディグローは「マルチカラー」や「トリカラー」という名前でも流通しています。
葉はクリーム色の斑入りで可愛らしく、またその中で、赤味を帯びた新芽が緑と白の景色にそっと色を足してくれます。低温時はピンクで、高温時は白やシルバーに変化するので1年中、彩りを楽しめます。春から夏にかけて、青紫色の穂状の花が株を覆うようにびっしりと咲きます。

2. パープレア
パープレア(プルプレア)は赤黒く光沢のある葉色をしています。春から夏にかけて、青紫色の穂状の花が、株を覆うようにびっしりと咲きます。深みのある葉色とは対称的に、青紫色の花は大変色鮮やかで、他の季節とは全く違う景色を見せてくれます。

3. チョコレートチップ
茶色を帯びた紫葉の細かな葉を持ちます。夏は緑から銅葉で、寒くなるとチョコレート色に変化します。若干高さはコンパクトに育つ品種で、高さは低いが繁殖力は旺盛です。丈をこじんまりまとめたい時にオススメです。チョコレートチップの葉が丸く可愛いのでアジュガの中で一番好きです。
淡い紫の花が咲きます。

4. バリエガータ
薄めの緑の葉にクリームホワイトの斑入りのアジュガ。

5. 黄斑
鮮やかな緑色の葉に不規則に黄色の散斑が入る斑入りアジュガ。

春から初夏にかけて花穂が立ち上がるアジュガ。日陰にも強く、グランドカバーにおすすめ。花だけでなく、葉色のバリエーションも豊富でカラーリーフとして活躍できます。ほふく茎でマット状に広がる常緑の多年草で、グランドカバーにお薦めです。横に広がる性質上、根が浅いため乾燥には注意が必要ですが、寒さに強く、病害虫の心配もほとんど要らない、丈夫で育てやすい植物です。耐陰性が強いので、日当たりが良くない場所でも元気に育ちます。
秋から早春は冬の寒さで葉が傷んで しなびた野菜みたいになります。寒さによる葉の痛みや、蒸れによるものです。宿根草で根で育つので、地上部が弱っても葉を間引き通気改善をしたり、寒さで痛んだ葉を取り除くとキレイな状態に戻っていきます
アプローチに沿って植えるも良し。土を見せたくない場所に植えるも良し。斜面など一面を覆いつくしたい場所に植えるのも良し。手間要らずのグランドカバーが、あなたのお庭の雰囲気をグッと上げてくれるはずです。
| 学名 |
| Ajuga reptans シソ科 キランソウ属 |
| 別名 |
| セキヨウキランソウ |
| 開花時期 |
| 4~6月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| ・唇弁花 |
| 最終樹高 |
| 地植え:m ~ 0.2m 鉢植え:m ~ 0.2m (半常緑宿根草) |
| 栽培用途 |
| 地植え、鉢植え、畑、プランター栽培、花壇、グランドカバー、下草、切り花、学校、公園、ゴルフ場など |
| 植栽適地 |
| 日本全国 |
| 育てやすさ |
|
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日向~半日陰、耐陰性強い、 耐寒性強い、耐暑性やや弱い、耐乾性やや弱い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:やや強い 害虫:普通 |
| 花言葉 |
| 強い友情、強く結び付く友情、心休まる家庭 |
アジュガ レプタンス 各種の育て方
植え方・用土
水はけの良い肥沃な土壌に植えつけます。水はけが悪いと梅雨の長雨で根腐れしやすくなります。植え付け植え替えは、春の芽出し頃と10月ごろが最適ですがそれ以外の時期でも可能です。夏の植え付け時には水切れに注意し、冬の植え付け時には根が凍結しないよう気をつけます。用土は赤玉を4割、腐葉土を3割、庭土に混ぜて植えます。
鉢植えでは赤玉土4割、鹿沼土3割、腐葉土を3割を混ぜて植えます。培養土でも大丈夫です。根詰まりしやすいので、毎年秋に根をほぐして新しい用土で植えなおしてください。
日向から日陰まで幅広い環境に適応できますが、真夏の直射日光にあたると葉焼けすることがあったり、日陰では葉色が悪くなったりしますので、理想は日が一日3時間程度あたる半日陰です。
水やり
根付いてしまえば水やりは不要です。植え付け直後で根が張っていないものは乾き具合によって水やりが必要になります。ひさしや木の下、風向きによって雨のかかりにくい所も同様で、土の中まで十分しみ込むようにたっぷりと与えます。 水やりの時間は、夏は朝のうちに、冬は午前中、昼前ぐらいがいいです。
鉢植えの場合、乾いたら与えるのが基本ですが、茎が伸びて蕾が見えるころから開花までは水切れさせないように多めに与えてください。
肥料のやり方
肥料は5~6月と10月に化成肥料を与えるか、生育期は液肥を週1回与えるとよいです。
肥料が多いと株が弱るので、与えすぎに注意です。
剪定方法
花が終わったら花柄の付け根から切り取ります。基本的に剪定は必要ありませんが、広がらないようにするにはランナーを定期的に切ったりします。過湿による蒸れに弱いので、混みあう場合は間引くようにしてください。
その他栽培や性質の注意点
Q: アジュガは植えてはいけないって本当?
A: アジュガは地下茎(ランナー)で生え広がったり、こぼれ種でも増えます。繁殖力が強いのでお庭を覆うように生え広がることがあります。その強みを生かせば美しいグランドカバーに育ちます。アジュガは多湿に弱いので、定期的に間引いたり、ランナーを切って生え広がるのを予防しましょう。比較的根が浅いので抜くのも楽です。
病害虫の予防法
特に注意する病害虫はありませんが、アブラムシがつくようです。薬剤散布で駆除しましょう。
日頃の観察が大切で、害が広がらないように早めの防除や対策を心がけて下さい。
環境や種類選びによってもかなり減らすことができます。また、同一品種を多く植えるのではなく、いろいろな品種にハーブなどを加えて混植することも対策の一つです。
※害虫よけには、「ニーム核油かす」を適量お使い下さい。
増やし方
種まき、挿木、株分け
3~4月、10~11月に株分けや根伏せで増やします。株の脇から芽が伸びるのでそれを切り分ければすぐに増やすことができます。地下茎で増えます。




