● 万年青(オモト) 長寿(宗石)の品種の特徴

「長寿おもと」(宗石)は長寿(宗石)と表記されることもあります。宗石を特別な栽培方法(特殊薬剤を使用している模様)で育てることでダイナミックな白~クリーム色の美しい斑を出したとされています。ん?それでは普通に育てていったら普通の「宗石」になってしまうのでは?と疑問の通り、時間が立つと徐々に緑葉に戻ってしまいます・・・。なのでこのダイナミックな斑が楽しめるのは今だけ!期間限定の美葉をご堪能くださいませ。

「万年青(おもと)」の 歴史は古く、室町時代にはすでに縁起の良い植物としてお祝い事に使われていたようです。徳川家康が江戸城へ入城する際に万年青を床の間に大切に飾っていたという話は、ご存知の方も多いのでは? 故事によりますと、家康は江戸城に到着後、真っ先にオモト3株を床の間に運び入れ、家運長久を祈ったと言われています。確かに300年もの間、徳川家の天下は続きましたとさ・・・。引越しのとき、最初の荷物としてオモトを運び込む習慣もあります。万年青は1000種以上もあり、大きさ、葉の色や模様の違いなど、奥の深い魅力的な植物です。
温暖な地域では露地栽培ができますが、直射日光の当たらない、明るい日陰が良いです。基本的に乾燥気味な場所が好きです。鉢植えでは表面が乾いたら水を与えます。

学名
Rohdea japonica Roth キジカクシ科 スズラン属
開花時期
4~6月頃
花色・大きさ・花形
淡黄色
最終樹高
地植え:0.2m ~ 0.4m 鉢植え:0.2m ~ 0.4m (耐寒性常緑多年草)
栽培用途
鉢植え、庭植え、寄せ植え、盆栽、縁起物、記念樹、観葉植物
成長の早さ
遅い
植栽適地
東北南部~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能)
育てやすさ
★★★★★ 初心者に超おすすめ
日照条件:半日陰~日陰、耐陰性強い、
耐寒性強い(-8度)、耐暑性強い
耐病害虫性
耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない

万年青(オモト)の育て方


植え方・用土

植えつけに最適な時期は秋ですが、9月~翌年4月頃なら大丈夫です。古い土を落とし、傷んだ根があれば切り落としてから植えつけます。冬の時期は根をいじっても大丈夫ですがやさしくです。 用土は当店の花ひろば培養土「和み」がおすすめですが、観葉植物用の用土でも大丈夫です。地植えの場合は、花ひろば堆肥「極み」を使って植えていただくと良いでしょう。直射日光に当てると葉焼けするため、半日陰に植えるか真夏の間は遮光します。水はけや風通しの良い場所をこのみます。
植え替えや株分けは3~4月か9~10月に行います。


水やり

オモトは過湿と、極端な乾燥を嫌います。気温が10度以上の時は土の表面が乾いたら、10度以下の時は乾いてから2~3日後に、たっぷりと与えます。葉水はできるだけ毎日してあげて下さい。


肥料のやり方

肥料はほとんど欲しがりません。成育期の4~6月と9~10月に1回ずつ薄めた液体肥料を与えます。


剪定方法

2~3年で下のほうの古い葉が古い葉は枯れてくるので、枯れた部分は切り取りましょう。


病害虫の予防法

春と秋にカイガラムシやスリップスに食害されることがあるので、見つけ次第取り除いてください。
赤星病が出ることがあります。




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