
● トクサの品種の特徴
花材・生花として良く使われるトクサ。常緑シダ植物です。お庭の一角にあるだけでも、和の演出効果は抜群。
耐陰性に優れ、日の当たらない裏庭にもおすすめ。根で広がる植物なので、必要以上に広がらないよう対策が必要ですが(根域制限バックやあぜ板などが便利、土中30cmほど進出を防げばほぼ大丈夫とのこと)、お洒落な目隠し兼、土の流出を防ぐメドメとしても重宝します。日向に植える際には水切れしないよう注意が必要ですが、丈夫で手入れもほとんどいりません。
また、意外と洋風のお庭にもよく似合います。東京ディズニーシーのマーメイドラグーンに植栽されていて、海のイメージを出しています。下草としてお庭の名脇役です。湿地や湖岸などのような水湿地に植栽されていますが、畑や花壇でも栽培できます。立ち上がる葉が1~2年の周期で枯れ込んだりします。冬の寒さで葉先から枯れ込みますので、枯れ込んだ葉を生え際で切ります。
北半球の温帯に広く分布する植物でスギナ(つくし)の親戚で、日本では中部地方より北の山間などに自生しています。地中には地下茎があり、そこから地上に向けて茎を直立させます。
茎は通常枝分かれしませんが、先端が傷んでそれ以上生長できなくなった場合、枝分かれすることもあります。
夏に茎の先端から綿棒のようなかたちをした花(胞子葉群)をつけ、そこから胞子をとばします。花の観賞価値はあまりありません。
性質の強い植物で、病気や害虫の心配はあまりありません。東京ディズニーシーのマーメイドラグーンでも植栽されていて、南国の雰囲気を醸し出してくれています。朝から夕方まで日あたりが良い場所で海にも近いです。トクサは日陰にも強いですが、日当たりでも良く育ちます。
| 学名 |
| Equisetum hyemale トクサ科 トクサ属 |
| 別名 |
| ヤスリグサ、ミガキグサ |
| 開花時期 |
| 7~8月 |
| 最終樹高 |
| 地植え:0.3m ~ 1m 鉢植え:0.3m ~ 1m (常緑多年草) |
| 最終葉張り |
| 直立性 |
| 栽培用途 |
| 地植え、花壇、鉢植え、寄せ植え、生け花、切花、茶花、盆栽、苔玉 |
| 育てやすさ |
|
★★★★★ 初心者に超おすすめ 日照条件:日なた~日陰、耐陰性強い、 耐寒性強い(-9度)、耐暑性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:とても強い 害虫:とても強い |
| 花言葉 |
| 「率直」「非凡」 |
トクサの育て方
水やり
乾かさないような場所でお願いします。土が乾いてきたらいようにたっぷりと水を与えます。
肥料のやり方
肥料は必要ありませんが、生長を早めたい時は春と秋に緩効性肥料を与えます。おすすめの肥料はニーム油粕です。
剪定方法
立ち上がる葉が1~2年の周期で枯れ込んだりします。冬の寒さで葉先から枯れ込みますので、枯れ込んだ葉を生え際で切ります。
病害虫の予防法
特に気になる病害虫はありません。
日頃の観察が大切で、害が広がらないように早めの防除や対策を心がけて下さい。
環境や種類選びによってもかなり減らすことができます。また、同一品種を多く植えるのではなく、いろいろな品種にハーブなどを加えて混植することも対策の一つです。
※害虫よけには、「ニーム核油かす」を適量お使い下さい。
増やし方
株が込み合ってきたら株分けします。適期は秋です。



