


思ったよりバラっぽくない「砂漠のバラ」
● アデニウム アデニウムの品種の特徴
「アデニウム」は別名「砂漠のバラ」とも呼ばれ、主に砂漠などの乾燥地帯に分布しバラのような花を咲かせる植物です。根や幹に水分を多く蓄えることができる塊根植物の一種で、日本では主にタイなどで繁殖された株が出回っています。また、実生で繁殖されていることも多く、個体差があり同じ品種でも見た目が大きく異なることも。コレクション性の高い植物と言えるでしょう。
| 学名 |
| Adenium キョウチクトウ科 アデニウム属 |
| 別名 |
| 砂漠のバラ |
| 開花時期 |
| 4~9月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| ピンク、赤、白 |
| 最終樹高 |
| 鉢植え:m ~ 0.5m (非耐寒性落葉多肉植物) |
| 栽培用途 |
| 鉢植え、温室、観葉植物 |
| 成長の早さ |
| 遅い |
| 植栽適地 |
| 沖縄(鉢植えであれば、全国での管理が可能です。) |
| 育てやすさ |
|
★★★☆☆ 育てやすい 日照条件:日なた、 耐寒性弱い(7度)、耐暑性強い、耐乾性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:普通 害虫:普通につく |
アデニウムの育て方
植え方・用土
サバンナに多く分布する植物で過湿が苦手なので、日あたりと水はけ、風通しがよい場所に植えつけます。鉢植えの場合は多肉植物やサボテン用の用土を使うといいでしょう。日光がとても好きなので春から秋にかけては一日6時間以上当てるのが理想です。寒さに弱いため、10度以下にならないような管理が必要なため、日本では鉢植えで育てます。気温が下がってきたら暖かな室内に取り込んでください。生長に合わせて適宜植替えを行いますが、深く根を張るので鉢は深めのものを使用してください。4月~8月が適期で、植え替える前は数日前から断水し土を乾かしてから行います。
水やり
春から夏は生育期なので土が乾いたらたっぷりと水を与えます。真夏の暑い時期は朝夕の涼しい時間帯に。温度が10度以下を下回ったら徐々に水やりを減らし、落葉してからは断水します。
肥料のやり方
成長期には適宜多肉植物用の肥料を与えます。休眠している時期は不要です。
剪定方法
樹形を整えるための剪定は、春~秋の生育期に行います。透かし剪定もこの時期なら適宜行っても大丈夫です。切ったときに出てくる汁でかぶれることがあるので注意して下さい。切り口から雑菌が入らないようハサミは消毒しておきましょう。
増やし方
種、挿し木(挿し木は根が膨らみにくい)



