タマリンド カンティー種 2

● タマリンド カンティー種の品種の特徴

「カンティー」は、タイ北部のペッチャブーンで栽培されてきたスイートタマリンドの品種で、太く短い直線的な莢。赤褐色の果肉と香りの良い甘さが特徴です。

樹は比較的細い幹を持ち、樹皮は灰色。表面には細かな鱗片状の模様が見られます。

葉は小型で、新しく展開する若葉は緑色にほんのりとピンク色を帯びます。枝分かれが多く、横方向にも枝を伸ばすため、樹冠は幅広く発達します。

そしてカンティーの大きな特徴が、その存在感のある果実です。

莢は大型で丸みがあり、成熟すると濃い茶色になります。殻にはしっかりとした厚みがあります。

実際に果実を見比べた印象では、カンティーは「直線系で太く短い」ものが多く見られます。

同じ直線系でも、シーチョンプーが細く長いのに対し、カンティーは横幅があり、ずんぐりとしたボリューム感のある莢になるのが印象的です。

殻を割ると、中から現れるのは赤褐色の果肉。

シーチョンプーの黄褐色系の果肉とは色合いが異なり、カンティーを見分けるポイントの一つとなります。

種子を包む膜は厚く、粘りがあります。

味は「香りが良く、甘い」とよく表現されます。

完熟した果肉にはしっかりとした甘味があり、それとともに豊かな香りを楽しめる品種です。

さらにカンティーで注目したいのが結実性です。

比較的早い段階から莢を付け始める性質があり、豊産で、安定して多くの果実を付けることが品種特性として挙げられています。

果実のおいしさだけでなく、「早く実る」「たくさん実る」「安定して実る」という点も、果樹として大きな魅力です。

栽培では日当たりの良い暖かな環境を好みます。暑さには非常に強く、日本でも春から秋にはよく成長します。

一度十分に根を張れば乾燥にも比較的強いため、水はけの良い用土で育てます。幼木では強い霜や凍結を避け、冬季は暖かい環境で管理すると安心です。

「タマリンド」は果実が食用になり、料理の酸味料や食品添加物の増粘安定剤として利用されたり、ピクルスやシロップ漬け、塩漬け、ドライフルーツ、清涼飲料水など様々な場面で利用されています。インドや東南アジア、アフリカに広く分布するマメ科の常緑樹で、「酸味の宝石」とも呼ばれる果実をつけます。さやの中には黒褐色の果肉がぎっしりと詰まり、甘酸っぱく濃厚な味わいが特徴。酸味を楽しむ果実で、日本で言うと梅干しのような感じでしょうか。タイやインドではカレーやチャツネ、スープなどの料理に酸味を加える調味料として重要な役割をになっています。
少し独特の風味と甘酸っぱい味わい。干し柿に梅干しの酸味を加えたような味で、好きな人はとっても大好きな味です。ドライにするとアンズやプルーンのドライフルーツと似た食感。生でも干し柿のようなしっとりした味わいです。
耐寒温度は10度とされていますが、日本国内で5度まで耐えたという記録はあります。耐寒温度にさえ目をつぶれば、病害虫に強く、樹勢も旺盛なので比較的育てやすい部類です。

学名
Tamarindus indica Khanti マメ科 タマリンド属
別名
答満林度、羅望子、チョウセンモダマ(朝鮮藻玉)、スイートタマリンド
開花時期
7~8月頃
花色・大きさ・花形
淡い黄緑
収穫時期
9~10月
果実の大きさ
7~15cm
果実の用途
フルーツ、果実酒、ジュース、アイスクリームなど
結果年数
6~15年
自家結実性
1本でなる
最終樹高
鉢植え:1m ~ 2m (常緑高木)
栽培用途
鉢植え、温室など
成長の早さ
遅い (3cm/年)
植栽適地
沖縄(鉢植えであれば、全国での管理が可能です。)
育てやすさ
★★★☆☆ 育てやすい
日照条件:日なた、土壌酸度:弱酸性
耐寒性弱い(10度)、耐暑性やや強い、耐乾性強い
耐病害虫性
耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない

タマリンド|実生 7年生特大苗の育て方


植え方・用土

土質はあまり選びませんが、水はけのよいやや弱酸性土壌をを好むため、赤玉小粒8:腐葉土2などがオススメ。日当たりが良く、乾燥した場所に植えてください。室内で20cm程度まで育苗してから定植します(大きく育つので温室栽培が理想です)。根が傷みやすいので植替え時は触らないように要注意。植え付け後も安定するまでは支柱を立ててあげると安心です。発芽直後の幼苗は真夏の直射日光に当てないほうが良いです。


肥料のやり方

マメ科の植物ですのであまり多肥にならないようにします。年に1度堆肥腐葉土などの有機肥料を混ぜる程度で十分です。


剪定方法

あまり大きくしたくない場合は、暖かな時期に剪定を行ってください。


その他豆知識

耐寒性がないので冬は加温管理が必要です。どんな樹種にも言えることですが幼苗よりも生育した樹のほうが耐寒性が増します。冬に落葉することもありますが、大苗の場合は小枝などは枯れこんでしまうものの春には芽吹くようです。


増やし方

挿木




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